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C++という言語をご存知でしょうか?プログラミング言語の一つで、C言語のパワーアップバージョンのようなものです。
本記事では、C++言語の特徴やできることについて、解説していきます!
C++言語(シープラスプラス)とは、汎用型プログラミング言語の一つです。日本国内のエンジニアの間では「シープラ」「シープラプラ」という通称が広まっています。
C言語の特徴を継承しながら、様々な進化要素を付け加えています。
リリースされたのは1983年ですが、これはC言語が開発された11年後のことです。
C言語を拡張したオブジェクト指向の言語という考えをすることができます。オブジェクト指向とは、「物同士を組み合わせてプログラムを動かす」という考え方です。
「テレビを付けるためにはリモコンが必要」こういった考え方がオブジェクト指向の考え方と似ています。
C++言語は汎用型の言語ですので、基本的にどんなこともできますが、分野によっては「C++言語を使用するよりも他の言語を使用した方がいい」という場合が存在します。
開発する過程を遠回りしないためにも、C++言語の優れている点やどんな人に向いているのか解説します。
後ほど解説しますが、他の言語の台頭により、C++言語が主力の座から下されてしまった分野がいくつか存在します。
しかし機械工学の主力言語は、今でもC++言語です。
「与えられた課題を時間以内にプログラミングをして解決」する競技プログラミングというものがあります。
C++言語の特徴である実行速度の早さは、競技中に生きるので、おすすめです。
メモリやCPUといったことは、他の言語を使うのであれば、素通りしても構わないのですが、C++言語やC言語を使用する際は、これらのことを意識してプログラムを作る必要があります。
コンピューターの細かい動作について気になるのであれば、C++言語を使ってみましょう。
人間と機械の間の会話を通訳するような役割を果たすコンパイラですが、このプログラムはC言語/C++言語で書かれていることが多いです。言語やOSを開発したい人は使用してみましょう。
C++言語にはいくつかの種類があります。
有名なものとしていくつか挙げるならば、かつてアメリカのテキサス州に存在したソフトウェアの販売を主に行うボーランド会社の「BorlandC++」、マイクロソフトが開発した「visuaC++」などがあります。
またvisual言語は、マイクロソフトの社史において、重要な位置に立つものでもあります。
C++言語のリリースは1983年ですが、C++言語の前身である「C with Classes」が開発されたのは1979年です。
その後名称や機能などを変更しながらC++になったのです。
その後1998年にはC++98、2003年にC++03、2007年にC++TR1、2011年にC++11、2014年にC++14、2017年にC++17にそれぞれアップデートされています。
バージョンが異なるとはいえ、特にC++11とC++14の間では特徴や機能の面で、大きく違いがあります。
そのため、C++言語の学習を検討中の方は、C++14を学習するのがおすすめです。
汎用型プログラミング言語のC言語を継承しただけあって、C++言語も、色んな分野で使用されています。
C++言語でできることを解説していきます。
スマホのOSには主に、AndroidとiOSの2つがあることは皆さんもご存知でしょうが、同じプログラミング言語でAndroidアプリとiOSアプリを両方作ることは機能や特徴の面から難しかったです。
実際に、Androidではjava言語、iOSではObjective-C、Swift言語が使用されていることが多いです。
しかしC++言語のうちC++Builderという開発環境を用意することで、AndroidとiOSの両方に対応したアプリケーションを開発することができます。
C++言語には、ゲームを開発するためのライブラリが用意されているので、ゲームアプリを開発することも簡単です。
C++言語は、大企業や行政、銀行の業務システムにも使われています。大企業や国といった業務システムには、どうしてもかなりの負荷がかかるため、使用するプログラミング言語には、それほどの負荷に耐えられることが求められます。
C++言語は、プログラムの実行速度が他の言語よりも群を抜いて早いことが一つの評価の要因として、今日多くの業務システムで採用されています。
派生先のC言語が、負荷に強く処理速度が速かったため、C++言語のリリース当初にも信頼や期待があったのでしょう。
一部ではあるものの、Webアプリケーションにも、C++言語が使用されています。
やはり、処理速度や負荷に強いことが買われて、使用されているのです。しかし近年では、PHPやRuby、Pythonの台頭で、WebアプリケーションにおけるC++言語の立ち位置が揺らいでいます。
処理速度とフィジカル(見出し)
プログラミング言語において、処理速度の早さや負荷に強いことは、スポーツで言うところの「フィジカルの強さ」に似ているところがあります。
どんなスポーツをするにしても、大前提としてフィジカルが求められます。
プログラミング言語にも、処理速度の早さや負荷への耐性を備えることで、その分野内で使用されることが多い主力言語にはなれなくても、どんな開発もできる汎用性を備えた言語になれるのでしょう。
基礎体力のような存在とも言えます。
最後にC++言語の学習方法について解説します。
その前に……一つ知ってもらいたいことがあります。
C++言語はC言語の派生版です。
つまり、C言語の基礎知識は、C++言語を使うときにも通用するということです。
裏を返せば、C++言語の基礎知識もC言語に通用します。
どっちの言語が難しいとかはありませんが、C言語の存在も忘れずに、どう学習するか決めてみるのがおすすめです。
タイトルのように1週間でC++言語の基礎知識を学べる本です。
日々どのようにどれくらい学習すればいいかという目標も決めてくれるので、プログラミング言語について触れたことがない人にもおすすめです。
http://cpp-lang.sevendays-study.com/
古っぽさが否めないサイトですが、非常にわかりやすく解説されています。①のサイト同様、初心者の方にもおすすめできます。
本記事では、C++言語について解説しました。
汎用性があるため、どんな分野でも使用することができます。
分野によっては開発過程が遠回りしてしまうこともありますが、色んなことを出来るようになりたいという方にはおすすめです。