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今回は2009年にGoolgeが作ったプログラミング言語「GO」について特徴からできることを解説していきたいと思います。
先述の通り、2009年にGoogle社が開発した言語で「golang」とも呼ばれます。開発目的としては、Google社内で、ソフトウェア開発の生産性・拡張性向上のためです。自分が自分のために作ったんですね。
開発目的に、「生産性・拡張性向上」と記載しましたが、大まかには結局「プログラミングの環境を改善すること」が目的となっています。開発された2000年代後半。iPhoneやipadをはじめ、たくさんのガジェット製品やアプリケーションが世に送り出される中、「内部のコードと比例して複雑化」「開発過程での生産性低下」するような深刻な問題が発生しています。Googleは、「手軽で単純なコード」を開発すべく、GO言語を作成しました。
この言語を開発するにあたって、プログラミングやコンピュータ界の業務を行う者なら知ってる人も多いであろう、コンピュータオペレーティングシステム・UNIXやB言語を開発した、ケネス・レイン・トンプソン氏とロブ・パイク氏などが関わっています。余談ですが、GO言語は、1969年に同氏によって開発されたB言語のノウハウを活用しながら、単純さを追求した言語になっているのです。
GO言語の開発年は2009年、リリースは2012年と、まだ10年しか経っていません。プログラミング言語では比較的新しいにも関わらず、コード記述が簡単で、処理速度も速いことに、定評があり、システム開発の際に、採用する企業やサービスも沢山あります。例えば、YouTubeやフリマアプリ・メルカリ、ぐるなびはGO言語を用いて、システム開発を行いました。
またエンジニアの採用活動に携わるアメリカの企業・HackerRankがエンジニアに「学びたいプログラミング言語」の調査を行ったところ、GO言語が全体の36%を占める調査結果となりました。学習者の増加にみならって、今もなお、頻繁にアップデートが実施されています。大企業でも採用しているGO言語は、しばらく需要が伸びるに違いありません。
アプリ開発するにあたって、利用者の目に入る画面からサーバー画面(フロントエンドからバックエンド)まで全て編集するならば、たくさんの労力がかかります。
アプリのデザインにこだわったり、画面数によっては、作成期間の長期化、データベースに関する知識を必要とします。データベースの種類も様々ですが、世界的に知名度の高いMySQLを利用してみてはいかがでしょうか。
GO言語を用いて開発できるものの中で、難易度が低いものと言ったら、サーバー開発でしょうか。WordPressでブログをやっている方なら分かると思いますが、初期画面に表示される「Hello World」も、裏ではリクエストに対してメッセージを返すことで表示されているんです。
このようなリクエストにメッセージを返すサーバーの開発なら、プログラミングをある程度勉強したら、作ってみるのもおすすめ。作成するにあたって、GO言語のスタンダードライブラリにあるa httpパッケージを使用してみましょう。GO言語利用開始後から、利用することができます。
共通言語基盤や黒い画面とも言われるものです。Windowsであれば、「コマンドプロンプト」、LinuxやMacは「ターミナル」という名称があります。GO言語を使うことで、コマンドを自作することができます。
CLIの動作を自分のパソコンだけでやるのであれば、オンラインでソースコードを管理する必要も無いので、難易度は低めと見られます。
先述の通り、GO言語はLinux、Mac、WindowsのOSで利用ができます。
インストール方法は、GO言語の公式サイト内の手順に従って行えば、簡単にできます。
他言語と比べると、初心者でも簡単に扱えるので、プログラミングを学んでいるなら、まず最初にインストールしてみてください。
先述の通り、GO言語は、大企業のサービスでも、システム開発の際に使用されています。このように、webサービスやアプリ開発に、適しているプログラミング言語と言えます。
また、マルチプラットフォームに対応しているため、WindowsとMacOSのような環境を選ぶ必要なく、利用可能です。
GO言語の開発目的は、手軽で単純なコードを作る事でした。他の言語とはどんなところが異なるのでしょうか。機能の差をまとめてみました。
RubyやJavaといったプログラミング言語の代表格に備わっている機能がありません。
長年のプログラミング経験がある人には、物足りない仕様でしょうが、プログラミングの勉強始めたてという人には、無駄な機能がなく、シンプルで安全性も高いのでおすすめです。
近年、エンジニアの不足問題が日本国内で提起されているので、GO言語の需要増加の要因はこのようなところにも見られるでしょう。
アメリカでは、「学びたいプログラミング言語ランキング」で1位になるなど、需要が高まっていますが、残念ながら、日本ではGO言語を取り扱うプログラミングスクールが少なく、インターネット上のサイトも、英語表記が多いです。
そこで、見て欲しいのが、公式サイトです。インストール方法にも記載したサイトリンクを見ると、日本語翻訳されている、GO言語のチュートリアルが公開されています。プログラミングは、挫折する人が多いという観点から、独学を勧める人はあまりいませんが、GO言語を学ぶには、上記のような背景から、プログラミングスクールの方が無難と言えるでしょう。プログラミング教本にもGO言語の取り扱いは少ないですから。
今回はプログラミング言語「GO」について紹介しました。この言語がリリースされてからまだ10年も経っておらず、GO言語の知識があるエンジニアや企業が少ないですが、米国内では需要があるなど、将来性があると言えます。
大変シンプルで、コードが書きやすいです。少し苦労があるかもしれませんが、GO言語について勉強してみてはいかがですか?