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Groovyというプログラミング言語をご存知でしょうか?
文法が単純で分かりやすく初心者の方にもおすすめのプログラミング言語ではあるものの、まだ日本国内では学び方の選択肢が不十分であると言えます。
本記事では、Groovyの特徴やできることを解説します。
groovyは日本語で「グルービー」と呼びます。
プログラミング言語・Javaから派生した言語の一つに数えられています。Javaの派生言語はいくつかありまして、JavaScriptもそのうちの一つです。
リリースされた時期は2003年と、プログラミング言語の中では非常に新しい部類に入りますが、ここ数年で人気度は一気に増しています。
2018年にはプログラミング言語の人気ランキングが91位であったものの、その1年後の2019年5月には、17位に滑り込んでいます。
ただgroovyはここ数年で急激に人気が上がったからか、勉強する手段が限られています。本記事ではgroovyの特徴やできることについて解説します。
groovy言語が、Java言語の派生版であることをお伝えしましたが、Java言語も実に初心者向けに設定された言語です。
1996年のリリースから長年に渡って使われ続けているベストセラー的な言語です。その人気の要因には、どんな環境にも対応できる事があがります。システムやWeb・アプリ開発などどんなこともこなせます。
初心者向けでどんなことにも対応できるJavaを継承しつつも、更に単純さを求めてリリースされたのが、groovy言語と言えます。
Java言語の派生版であるため、Javaで使用していた知識やライブラリを相互利用することもできます。
Java言語を学習している/学習した経験があるのであれば、Java言語の基礎知識を土台として、groovy言語を学習できるため、新たに学ぶ言語をお探しの方にはおすすめです。
groovy言語のデメリットにこのようなことが挙げられます。
リリースされてからまだ20年しか経っていないことも要因ですが(プログラミング言語の歴史は戦前からあるので1,20年では浅い方)、groovy言語がJava言語の派生版である観点から、groovy言語を取り扱うサイトや書籍の内容を見ると、Java言語を学習した前提で作成されていることが多いです。
内容自体、初心者向けではあるものの、まずはJava言語を学んでみてはいかがでしょうか。
groovy言語は、Java言語の特徴を受け継ぎながら、コードの簡略化に成功したことが評価され、世界中の有名企業がこぞって採用している言語の一つでもあります。
日本国内で有名な企業と言いますと、NetflixやSONY、クレジットカード会社でお馴染みのMasterCard、航空機メーカーのAIRBUS Groupもgroovy言語を用いています。
Java言語を学習した段階で、できるようになることは多いですが、せっかくならgroovy言語も「ついでに」学んでみるのはおすすめではないかと思います。
大まかな概要を理解できたところで、groovy言語を実際にインストールしてみましょう。
groovy言語をインストールするにあたって、JDK(Java Development Kit)というソフトウェア開発ソフトが必要になります。
JDKをインストールするにはこちらをご覧ください。
https://www.oracle.com/java/technologies/javase-downloads.html
英語版のサイトですから、分かりにくいかもしれませんが、一つずつ落ち着いて見ていきましょう。
リンクに飛んだら、サイトの右側に「JDK」「DOWNLOAD」というところがあるので、ここをクリックします。するとインストールが完了します。
JDKのインストールが終わったら、groovyのインストールを開始します。
公式サイトからインストールすることができます。
https://groovy.apache.org/download.html
リンクからサイトに飛んで、下にスクロールすると、左から歯車・コード・ファイルの順にオレンジ色の絵が5つ並んでいます。
タップする場所は、使用しているパソコンによって異なるのですが、
Windowsパソコンを使用してインストール→1番右の「Windows installer」をクリック
Macパソコン又はその他のパソコンを使用してインストール→右から2番目の「SDKMAN」をクリックするのが無難でしょう。
クリックしたらダウンロードが始まります。
表示される画面に「Next」というボタンがあるのでそこをクリックします。インストールする一連の流れで「Next」もしくは「OK」を押していけばインストールされるので問題ありません。
groovyのインストールが終了すると、インストールしたパソコンのスタートメニューに、groovyのフォルダーが表示されます。
「Start GroovyConsole」というフォルダーがあるかと思いますが、これがgroovyを使用するのに非常に便利なため、ぜひ実行してみましょう。
このフォルダーを起動すると、白と黄色の画面が現れます。
このフォルダーを使うことで、すぐにgroovyの開発を始められます。
非常に便利ですね。早速groovyの開発をしてみましょう!
先程から何度もお伝えしているように、groovy言語の学習方法は限られています。限られているよりは、Java言語の知識や使い方を習得していることが前提条件として求められるので、groovy言語だけの学習手段が限られていると言えましょう。
groovy言語から学ぶのではなく、Java言語を最初に学習したうえで、groovy言語に入ってみるのがいいかもしれません。
Java言語の話にはなりますが、Java言語を勉強する過程に資格を取得することもできます。
Java言語の知識を習得できる資格は二つあり、①Oracle認定Javaプログラマか、②Javaプログラミング能力認定があります。
Javaの開発者公認の資格である「Oracle認定Javaプログラマ」はおすすめです。
転職や就職の時に役立つのはもちろん、難易度も分けられているので、自分に合ったレベルの資格を取得することができます。
本記事では、groovy言語について解説しました。
Java言語よりもコードや文法が簡単で便利ではありますが、学習手段が限られているのが難点ですね。
そこで、groovy言語の土台を作っているJava言語をまず最初に学んでみましょう。学習手段が豊富で、groovy言語にも役立ちます。