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皆さんは、プログラミング言語の一つであるPerlをご存知でしょうか?
プログラマーやエンジニアの方であれば一度は聞いたことがある言語の一つであると思います。
Perlは、リリースされた1987年以降、初心者から上級者まで誰でも使いやすい言語として高い評価を受けています。
リリースされてから30年の間にも、また新しい言語が登場したことで、主力言語とは言い難いかもしれませんが、インターネットが発達した現在でも、使いやすい言語であることには変わりありません。
本記事では、Perlの特徴や使い方を解説します。
Perl(パール)は、アメリカ人のラリー・ウォールさんによって1987年に開発・リリースされました。
この言語を開発したラリー・ウォールさんですが、「怠惰」「短気」「傲慢」からなる「プログラマーの三大美徳」を掲げた人物でもあります。
プログラマーとして必要なものを挙げているようです。
先述の通り、誰でも使いやすい言語として評価の高いPerl言語の特徴ですがそれは、「他のプログラミング言語の良いとこどり」をしていることでしょう。
例を挙げて1972年に開発されたC言語、1974年のプログラム・sed、1979年のAWKなど、Perlに必要とされる汎用性を持ち合わせるために、こういった言語の優れた機能を取り入れています。
Perl言語には、高い後方互換性があります。
言語のバージョンがアップデートされても、一つや二つ前のバージョンのコードを引き続き使えるようになります。
Perl言語の最新バージョンであるPerl5ですが、旧バージョン・Perl4との間でも、互換性があり、コードを引き続き使えるのはもちろん、簡単に新しいバージョンに移行することができます。
ここで一つ疑問が生じます。
Perl言語の互換性が高いことは分かりましたが、互換性が低い場合だとどうなるのでしょうか?
互換性が低い言語だと、今までに書いてきたプログラムに修正を入れる必要があります。
書いたプログラムが少しならばいいのですが、多く書かれている方も多いと思うので、そのために互換性が高い言語かどうか、予めチェックしておきましょう。
Perl言語は、複雑な処理を容易に行えるスプリクト言語の部類に入りますから、テキストの処理を高速で行えます。
文字や数字を自動変換してコードを入力できることは、Perl言語が初心者に勧められている理由の一つでもあります。
Perl言語は、コードが大変読みやすいです。
もし自分が書いてきた言語を後で確認することになっても、読みやすいため、確認や修正を入れる時には大変便利です。
ミスの見逃しはもちろん、色んな人と共同で作業する時にも役立つ特徴です。
Perl言語はコンパイルが要りません。
特徴を解説する前に、コンパイルについてまず説明します。
プログラムを書く際、私たちは自分が知っている言葉(人間の言葉)でコードを書きますが、機械に人間の言葉は分かりません。
一方で人間も機械の言葉は分かりません。
人間と機械の両方が言葉を理解し合えるように双方の言語を翻訳するのがコンパイルです。通訳のような存在です。
Perl言語はそのコンパイルの存在が不要です。コードを書く度に勝手に言葉を変換してくれるからです。
次にPerl言語をインストールする方法を解説します。
Perl言語をインストールする方法はいくつかあるのですが、ActiveState(アクティブステート)が提供するActivePerl(アクティブパール)を実行環境とするのが、簡単でおすすめです。
ActivePerlからインストールすることで、時間のかかる環境変数の設定も、自動で行なってくれます。
https://www.activestate.com/
トップページを見てみると、ページの中程に「Open Source Languages and Tools」という欄があります。
Perlの「Download」を選択して、インストールしようとしているパソコンのOSにあったActivePerlを選択しましょう。
ここまで終えると、後は画面の指示に従って、インストール先を選択してください。普通は「Next」を押すかインストール先を選ぶかすることで、インストールは終了します。
最後にPerl言語の学習方法について解説して終わります。
色んな言語のいいとこ取りをした特徴から見て取れるように、「様々な言語を更に簡単に単純にできるようにした」ものこそが、このPerl言語です。
初心者が学ぶべき言語の一つです。
Perl言語は簡単で初心者向けですが、コードの書き方が少し特殊です。
動画で学びたいという方には、このサイトがおすすめです。
基礎的な知識はもちろん、使い方まで1回3分、19本の動画にまとめられています。参考書と同じ程度の内容量に匹敵するでしょう。
https://dotinstall.com/lessons/basic_perl
全9章に分けられているこの学習サイトでは、Perlの特徴などから、文字列や変数についてまで、Perlのあらゆることを解説しています。
https://www.kent-web.com/perl/
Perlの特徴やできることを掴んだら、次はこのようなサイトを使ってみましょう。
簡単すぎず難しすぎずのサイトを集めました。
Perl言語のコードやプログラムを実例を挙げながら解説しているので、大変分かりやすいです。
英語版の公式ドキュメントを読む方法についても記載があります。
https://perlcodesample.hatenadiary.jp/entry/20100827/1278596435
他の言語を学んだことがある要はプログラミングの経験があるけれど、Perl言語は初めて学ぶという方向けのサイトです。
このサイトを読むことで、Perl言語がどんなものかを掴むことができます。
https://qntm.org/perl_jp
1987年にリリースされたことから分かるように、プログラミング言語しては長い歴史を持っているにも関わらず、Perl言語に関する書籍は少ない印象です。
書籍はあっても、出版年の関係からデザインも古いものが多いです。
しかし、内容は申し分ない程度ですので、一冊程度持っておくのも、いいかもしれません。
プログラミングを触れたことない状態からPerl言語を学ぶというのであれば、おすすめです。
この書籍を通じて、ブラックジャックを作るという目標があるので、ゲーム感覚で楽しめます。
内容量が多く解説が丁寧なので、初心者におすすめです。
例題も備わっています。
本記事では、Perl言語の特徴やできることを解説しました。
リリースからの長い歴史で、影に隠れる存在にはなりつつあるものの、未だに分かりやすく初心者向けの言語であるには変わりありません。ぜひ学んでみてください。