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プログラミング言語の一つにR言語というものが存在します。
世界的に人気があり、また有名であるプログラミング言語には、どんなプログラムも作成できるような汎用型の言語が数多く存在しますが、R言語は統計やデータ解析を専門的に行えます。
本記事では、R言語を使用してできることや特徴について解説していきます。
前述のようにR言語は、統計・データ解析を専門的に行えるような命令体系を持っているプログラムです。
オープンソースで、無償使用できる言語なので、誰でも同じ作業環境を整備することができます。
R言語は統計を行うのに最適な能力を備えているため、統計などをするのにR言語を使用するのはおすすめです。
またオープンソースソフトウェアであるため、誰でも無料でインストールすることができます。
インストール先のライブラリに、最新のアルゴリズムや研究成果が公表されているため、データ解析をする手助けをしてくれるはずです。
R言語を使用して、x,yに相応しい数値を入れれば、大変見やすいグラフを作成することができます。
グラフのデザインや種類も豊富に揃っているのも、大きなメリットです。
この言語では、ベクトルの処理を簡単に行えます。
(数学のベクトルとは多少異なります)
ここで登場するベクトルは、リストに近いものがあります。
数字のベクトルだけでなく、文字や複雑なデータも、変数に含めることができます。
「包括的なR言語の記録保管所ネットワーク」の略称であるCRANですが、ここにはR言語をはじめとした様々なパッケージを保管することができます。
外部のアプリなどから、データを読み込むことも簡単です。
エクセルで主に使用されているcsvファイルはもちろん、他にも色んなテキストファイルを読み込むこともできます。
アメリカの大手IT企業・GoogleとFacebookは、自社のサービスのデータ解析に、R言語を使っていると、公表しています。
日本国内では、DeNA・ドリコムといったソーシャルゲーム内でも、R言語を使ってデータ解析を行なっています。
先ほどからR言語は、統計やデータ解析に役立つとお伝えしています。統計やデータ解析は、様々なビジネスシーンで用いられます。
近年のAIの発達で、統計解析の重要性は日々増しています。
会社の売り上げ・集客予測といったものから、金融情報のデータ解析・航空宇宙学に関するデータ解析をするにも、R言語が採用されています。
データ分析や統計の仕事に関わる職業のことを、データサインティストと呼びます。
データサイエンティストの人たちの仕事では、R言語がよく使用されています。
AI・人工知能の発達で、R言語が得意とする機械学習を行う機会が多くなりました。
エンジニアや研究機関の研究員がR言語の知識を持つのは、大きくプラスになることでしょう。
R言語と同じように、データ解析・統計を得意とするプログラミング言語に、Pythonというものが存在します。
ここではPythonとR言語との違いを見ていきます。
R言語、Python共に、機械学習、データ解析など、同じようなことができるには変わりありません。
違いを挙げるならば、汎用型の言語が専門型の言語のどちらかです。
R言語は、機械学習、統計解析などの分野を専門的に行うのに対して、汎用型言語であるPythonを使用すると、Webアプリ・Webサイトを作成することだって可能です。
「Python言語を学べば、データ解析以外の分野のこともできるから、R言語を習うのは無駄じゃない?」と思うかもしれません。
R言語を取得して作れるプログラムの分野が狭まる反面、統計解析に秀でているからか、Pythonよりも奥深くたくさんの解析機能を備えています。またPythonよりも簡単なコードがたくさんあります。
データ解析をする上では、コードも簡単で、便利な機能もたくさんあるので、R言語が便利です。
しかし、データ分析以外のことは本当に出来なく、同時に統計学の知識も求められるため、この2点を留意しておきましょう。
次にR言語をインストールする方法について解説します。
R言語は、公式サイトからインストールすることができます。
英語版のサイトなので、戸惑うかもしれませんが、一つずつ見ていきましょう。
画面の最初に、「for Linux」「for (Mac) OS X」「for Windows」の3つから選ぶことになるのですが、あなたがお使いのパソコンのOSに合わせてクリックしてください。
ここではWindowsをクリックしたと想定します。
Windowsを選択した場合、次に写る画面で、「base」という文字があります。ここを選択しましょう。
最後に確認画面が出てくるので、問題無ければダウンロードを開始してください。インストールするのだから問題は無いと思いますが。
インストールのダウンロードが終わったら、解凍が始まり起動します。セットアップする際の言語では、自分がお好みの言語を選んでください。(※日本語あり)
インストールが終わり、「R」を実行してください。
全て青文字で書かれたプログラムが表示されると、これで準備は完了です。
1人で学んでみる方法です。
R言語は、歴史は浅いものの世界的に人気が高まっている言語なので、書籍や学習サイトも沢山あります。
しかしここで一つ気をつけなければいけないことがあります。
独学でプログラミングを始めると、挫折する確率がかなり高いです。
プログラマー歴が長いのであれば、問題ないですが、初心者や始めたてならば、行き詰まりを感じるかもしれません。
R言語に関するイベントは年に何度か開催されています。
「Connpass」「TECH PLAY」から「R言語」と検索をかければ、イベントの情報がヒットすんかもしれません。
イベントには、同じく勉強しようとしている人や、プログラマーの人と話すこともできるので、行ってみるのもいいでしょう。
プログラミングスクールに入校するのもおすすめです。
ここでは実際にプロの講師が、目標やレベルを設定してくれるので、自分の身の丈にあった学習ができます。
無料体験できるスクールもあるので、探してみてください。
本記事では、R言語について解説しました。
AI・人工知能の発達で、統計解析の分野では大きな広がりを見せています。それと同時にR言語の人気も高まっているため、勉強してみてはいかがでしょうか?