
- 現役Webマーケター
(元Webディレクター) - 東証一部上場の不動産系企業で勤務
- 最高収益:月間30万円
という方に、プログラミング言語の人気を図る指標として有名なTIOBE indexの2020年12月のデータから今人気のあるプログラミング言語を紹介します。
それぞれのプログラミング言語のニーズは求人数などで確認することができます。求人数が多いプログラミング言語は実際の開発現場で求められており、ニーズがあると判断できます。
様々なプログラミング言語がありますが、それぞれ学習する難易度が異なります。
プログラミング初心者の方は、難易度が低いプログラミング言語を学習してみて一通りの考え方や流れを確かめることをおすすめします。
身に付けたプログラミングの知識で具体的に何をしたい、作りたいかから考えます。作りたいものがWebサイトであれば、「HTML」「CSS」「PHP」を学ぶ方が良いですし、スマホアプリであれば、「Swift」「Kotlin」を学ぶ方がより仕事する時に即戦力として重宝されます。
Webサイト制作で一般的に使われるプログラミング言語は「HTML」「CSS」「JavaSript」です。基本的に「HTML」「CSS」「JavaSript」はどれか一つを使うというより、ほとんどセットで使われています。
「HTML」はWebサイトの骨組みを作り、「CSS」は「HTML」の装飾を行います。「JavaScript」はWebサイトに動きをつける時に使います。
スマホアプリケーション開発を行う場合、iphone・Androidの2つのOSを考慮する必要があります。
世界的に見ると中東・アジア圏のインド、中国、韓国、ヨーロッパ圏のイタリア、フランス、ドイツなどではAndroidの方がシェアが大きいですが、日本ではiphoneが人気ですよね。
iphone・Android用にスマホアプリを開発するためには、それぞれ別のプログラミング言語が必要なことだけ覚えおておきましょう。
iphone・AndroidのOSである、iOSとAndroidは以下のプログラミング言語が主流になっています。
ゲーム開発には「C#」や「JavaScript」のプログラミング言語が使用されるケースが多いです。というのも実際の開発現場では、ゲームエンジンのUnityを使います。UnityもC言語で書かれています。
Unityは様々なプラットフォームでゲームを開発することが可能です。例えば、最近Play Station5の販売がニュースになっていましたが、Play Station4やスマホゲームなどもUnityで開発することができます。
AI・機械学習といえば、今は「Python」です。AIに必須の技術であるディープランニング技術において「Python」が飛び抜けています。ディープランニングは簡単にいうと人間では難しい複雑な思考・計算を行う人工知能のことをいいます。
以前ネットニュースでも話題になった人工知能VS人間のチェスや将棋の試合などは皆さんも記憶に新しいですよね。
IoTは「Internet of Things」の略で「モノのインターネット」と言われています。IoTには欠かせない組み込み技術は「Python」「C言語」「Java」で開発されます。
組み込み技術は主に家電など用いられています。
例えば、最近のエアコンに付いている人感センサーや自動空調などの機能は、今の情報を収集するためのセンサーが付いており、状況把握して分析を行い、状況に合わせて最適な機能が自動的に働くようになっています。
TIOBE Indexとは、オランダのアイントホーフェンに拠点を置くTIOBE Softwareによって発表されているプログラミング言語の人気の指標です。
指標のインデックス(集計)は月に1回更新されており、毎月ランキングが発表されます。毎年1月に前年1年間の中で最もインデックス値を伸ばしたプログラミング言語を発表しています。
インデックスは、言語の名前を含むクエリの検索エンジン結果の数から計算されます。こGoogle、Googleブログ、MSN、Yahooる!、Baidu、ウィキペディア、YouTubeの検索結果が調査の対象になっています。
1985年から2020年までのトップ10のプログラミング言語の動向によると、直近数年は「C」「Java」の2言語が首位を競っています。2016年8月頃のGoogleの検索エンジンのアップデートにより、「C」はインデックスの開始以来最低の評価スコアに達しました。
しかし、「C」は「Java」に次いで2番目に人気のあるプログラミング言語であり、翌年から上位に上がってきて2017年、2019年と首位を維持しています。
TIOBE Softwareが発表した「TIOBE Index for December 2020」によると2020年12月時点では、昨年首位の「Java」に変わって「C」が首位になっています。3位から8位は順位の変動がなく、「Python」「 C++」「C#」「Visual Basic」「JavaScript」「PHP」の順になっています。
首位の「C」は汎用性が高くOS開発、アプリ開発、電子機器への組み込み開発も可能であり、様々な業界・業種でエンジニアとして活躍することができることから人気が高いです。
AI(人工知能)、機械学習で注目を集めている「Python」が+1.9%も上昇しており、2020年度の最優秀プログラミング言語に最も有力です。
C言語は1972年にデニス・リッチーが開発した汎用性の高いプログラミング言語です。現在主に使われているプログラミング言語の多くがC言語を拡張して開発されたと言われています。
歴史あるプログラミング言語ですが、現在も多くの開発現場で使われており、スマホアプリ開発から、IoT家電機器の組み込み技術にも活用されています。
C言語の特徴は実行速度が速く、メモリの管理もできる点です。実行速度は機械語やアセンブリ言語の次に速いと言われています。
Javaは1990年にコンピュータ製造などを行なっていたサン・マイクロシステムズ社が開発したプログラミング言語です。現在では、Java開発をOracleが引き継いでいます。Javaは全世界で3億デバイスで利用されており、1200万人が開発に利用したと発表されています。
Javaはクラスベースのオブジェクト指向のプログラミング言語であり、OSに依存しない仕組みからガラパゴス携帯にも利用されていました。Javaは一部の構文ルール以外はC言語またはC++によく似ています。
2018年9月25日にリリースされたJava11とは別に2020年9月にJava15がリリースされたのが最新バージョンです。
AI、機械学習、ビックデータなどの分野で注目されているPythonです。最先端の分野で使われているプログラミング言語になるため、Pythonを使えるエンジニアは需要があり、年収も高い傾向があります。
またPythonはとてもシンプルなソースコードで記述できて、必須で覚える必要がある構文なども少ないため、プログラミング初心者の方が学ぶ言語としてもおすすめです。
需要もあり、学びやすいという追い風が吹いているプログラミング言語です。
C++はC言語を機能拡張したプログラミング言語です。読み方は「シープラプラ」または「シープラ」とも呼ばれています。
派生元のC言語は1972年にアメリカの通信研究所「AT&Tベル研究所」が開発しました。C++は1983年にベル研究所の科学者であるビャーネ・ストロヴストルップ氏によってC言語の機能拡張版として開発されました。C++は、C言語にオブジェクト指向を加え、より効率よくプログラミングできることを目的に作られています。
C#はマイクロソフトが開発したプログラミング言語です。C#はC++やJavaと同じオブジェクト指向のプログラミング言語で文法はJavaによく似ています。そのため、C#の経験があれば、Javaも同じようにプログラミングしやすいです。
マイクロソフトが無償で提供している高機能の統合開発環境(IDE)のVisual Studioを使うことで、簡単に開発環境を作ることができます。
C#はマイクロソフトが開発しているプログラミング言語なので、Windows向けのアプリケーションの開発を行う上では効率が良いためおすすめです。
Visual Basic(ヴィジュアル ベーシック)は1990年代にマイクロソフトが開発してたプログラミング言語になります。Visual BasicまたはVBと呼びます。
マイクロソフトが無償で提供している高機能の統合開発環境(IDE)のVisual Studioに組み込まれており、幅広いアプリケーション開発に使われています。特にグラフィックの描画など、GUIアプリケーションを作る際に、直接記述するソースコードが大幅に低減され、記述が煩雑になりがちなGUIを利用したプログラムを簡単かつ効率的に作成することができます。
JavaScriptはHTML・CSSで制作したWebサイトを動的なWebサイトにする時に使います。
動的なWebサイトというのは、ユーザーが何かのアクションを行なった際に、Webサイト上でユーザーアクションに対して変化を表現することです。
例えば、ユーザーがWebサイトのボタンをクリックしたら、文字や画像を表示させるなどをJavaScriptを使って実装します。
PHPはWebアプリケーション開発でよく使われるプログラミング言語です。世界中のWebサイトの60%がWordPressで構築されていると言われていますが、そのWordPressもPHPで構築されています。
よく使われる言語なので、ほとんどのサーバーで標準で利用できます。CakePHPやLaravelなどのPHPを派生したフレームワークがあります。
最近ではWebアプリケーション開発には、シンプルなソースコードで記述できるPythonの方がよく使われており、PHPの人気は少し陰りがあります。
R言語は1993年8月に登場したオープンソースのプログラミング言語です。オブジェクト指向の人気プログラミング言語「Java」や「C#」などの汎用的なプログラミング言語とは異なり、データ解析だけに特化したプログラミング言語です。日本では「あーるげんご」または「あーる」と呼ばれています。
データ解析を便利に簡単に行えるような機能が優れているため、折れ線グラフ、円グラフなど幅広い形式のグラフを出力する機能は大変便利です。
R言語は人工知能、機械学習で有名なPythonと同じように、機械学習向けのライブラリが多いことも特徴です。
SQL(エスキューエル)はリレーショナルデータベースに蓄積した大量のデータを効率的に取得・更新・削除・追加することができるプログラム言語です。
SQLはISO(国際標準化機構)で規格が標準化されており、MySQLやOracleなどのデータベースであってもほとんど同じように操作可能です。
SQLの種類としては、データの取得・登録・更新・削除などのデータ操作の文法のDML(ディー・エム・エル)、データベースやデータベースのテーブルを作成や定義する文法のDDL(ディー・ディー・エル)、データベースを管理、操作する言語のDCL(データ制御言語)の3つがあります。
HTML・CSSはWebサイトを制作する際に、使われるプログラミング言語です。厳密にはマークアップ言語と呼ばれます。
HTMLはWebサイトの骨組みを作り、CSSでHTMLに色を付けたり、文字サイズを変更したりします。
ブラウザでHTML・CSSを読み込むことで、Webサイトを表示しています。
Ruby(ルビー)はまつもとゆきひろさんによって日本で開発されたプログラミング言語です。1993年に流行だったPerl(真珠)に追随していくという意味で名付けられています。
Rubyはインタープリターとして実行するプログラムであり、可読性が重視された構文になっています。また整数や文字れるなどのデータ型はオブジェクトのため純粋なオブジェクト指向の言語という立ち位置です。
開発者のまつもとゆきひろさんの著書『Ruby プログラミング入門』では、RubyはPerlやPythonとの違いを楽しくプログラミングできる言語として設計・開発を行なったと記載があるように、Rubyを使う人がストレスなく実装できるように考慮されていることが分かる。
Swiftは2014年にAppleで4年の開発期間をかけて作られたプログラミング言語です。Apple製品に使われている、iOS・MaxOSでアプリを開発するための開発されました。従来のiOS・MaxOSで利用されていたObjective-CやC言語と共存できるように、ランタイムライブラリが使用されています。
Appleがソフトウェア開発を行うために作った統合開発環境Xcodeを使用します。そのためWindowsOSでは開発できません。
Unityは2005年にMacOSXに対応したゲーム開発ツールとして誕生したゲームエンジンです。100万人以上の開発者が利用しています。Unityは異なる環境で同じ動作が可能なクロスプラットフォームに対応しており、パソコン・スマホゲームなどの開発で幅広く利用されています。
COBOL(Common Business Oriented Language)は1959年にアメリカで事務処理用に開発されたプログラミング言語です。事務処理ように開発されたとだけあって、文字列解析・編集、帳票などの事務処理機能は多くありますがが、最近の主流のプログラミング言語に比べて論理制御は弱い部分があります。