
- 現役Webマーケター
(元Webディレクター) - 東証一部上場の不動産系企業で勤務
- 最高収益:月間30万円
長年ウェブサイト・ブログを運営すると、サイトのお引っ越しだったり、ページの統合などで301リダイレクトを利用するケースが出てきます。
本来は「.htaccess」「meta refresh」といった方法で301リダイレクトを行うのですが、WordPressで構築したウェブサイト・ブログであれば、管理画面上でリダイレクト設定ができてしまいます。
今回はドメイン単位、ページ単位で301リダイレクトができるWordPressプラグインの「Redirection」について解説します。
Redirectionは簡単にリダイレクト設定ができるプラグインです。利用する場面としては、特にウェブサイトの引越しなど大幅にページのURLが変わる時にインストールすると便利なプラグインです。
【WordPress公式ページ】Redirection
https://wordpress.org/plugins/redirection/
左メニューから「ツール」>「Redirection」をクリックする。
Redirectionは初回に初期設定をする必要があります。
下記にチェックを付けて、「セットアップを続行」ボタンをクリック。アクセスした人のIP情報も保管する場合は、「リダイレクトと404エラーのIP情報を保存します」にチェックを付けてください。
下記にチェックを付ける
・「WordPressの投稿とページのパーマリンクの変更を監視します。」
・「全てのリダイレクトと404エラーのログを保管します。」
「セットアップ完了」ボタンをクリック。
「完了」ボタンをクリック。
「転送ルール」の画面に遷移すれば、初期設定は完了です。
画面上部のタブには、「転送ルール」「Site」「ログ」「404エラー」「インポート/エクスポート」「設定」「サポート」とメニューがあるので、それぞれどういう機能か説明していきます。基本的には「転送ルール」でリダイレクトの設定を行います。
転送ルールでは、リダイレクト設定した一覧が表示されます。青文字が「リダイレクト元」で下の黒文字が「リダイレクト先」になります。
新規でリダイレクトの追加を行う際は、上記の画面で行います。クエリパラメーターはご自身のウェブサイトに合わせて変更が必要です。
【新規転送ルール作成】
ソースURL:リダイレクト元のURL
クエリパラメーター:
完全一致の場合 → すべてのパラメーターを任意の順序で完全に一致させる
パラメーターを無視する場合 → すべてのパラメーターを無視する
ターゲットURL:リダイレクト先のURL
グループ:任意。リダイレクト設定のグルーピングになります。
そこまで頻度はないと思いますが、1つ1つのリダイレクト設定をグルーピングする項目になります。新規でリダイレクト設定を追加した際に、「グループ」で紐付けすることができます。
ドメイン単位でリダイレクト設定をする際に利用します。「ドメインに再配置」でリダイレクト先のドメインを入力することで、現在のウェブサイトからドメイン単位でリダイレクトの設定をすることができます。
ログでは、リダイレクトのログを確認することができます。「ソースURL」がリダイレクト元のURLで「ターゲットURL」がリダイレクト先のURLになります。
「ユーザーエージェント」とは、ユーザーが利用しているデバイス、ブラウザなどの情報になります。
404エラーでは、リダイレクトが404エラーになった履歴が確認できます。ここに表示されるというのはリダイレクトがうまく設定できていない可能性があります。
リダイレクト設定をCSVや.htaccess、JSONファイルでインポートできます。
基本的にデフォルトの設定のままで問題ありません。「転送ログ」「404ログ」の保存期間も設定できるので、任意で変更しましょう。
サポートでは、リダイレクトのテストを実施することができます。ブラウザのキャッシュなどで、正常にテストできないケースもあるので、リダイレクトテスターを利用して確認するというもの方法の一つです。
【公式サイト】Redirection
https://redirection.me/