Webマーケティングが向いてる人・向いてない人の特徴15選【あなたはWebマーケター人材に向いてる?】

当記事の信頼性
管理人:かつさんど
  • 現役Webマーケター
    元Webディレクター
  • 東証一部上場の不動産系企業で勤務
  • 最高収益:月間30万円

今回は私がWeb制作会社、事業会社で勤めている時に感じたWebマーケティングが向いてる人と向いてない人の特徴をまとめたので紹介したいと思います。

  • Webマーケターに向いてる人は?
  • 逆にWebマーケターに向いてない人は?

上記のような方は、是非最後まで読んでみてください。

目次

Webマーケターとは?

マーケターの仕事はインターネットを使って企業の商品・サービスの販売を促進して最重要経営課題である売上を増加させることです。

簡単に言うとECサイトで商品の販売数を増やしたり、ホームページからサービスのお問い合わせ数を増やすことになります。そのために、マーケターはWeb上で色々な施策を行なっていきます。代表的な施策は下記になります。

  • Web広告(Google広告・Yahoo!広告)
  • SNS広告
  • SEO(検索エンジン最適化)

情報過多な時代の中で企業やブランドの認知拡大や商品購入・サービス契約など企業活動をインターネットを使って促進させて企業のさまざまな目標を達成させる重要なミッションを背負った人材を指します。ちなみに私は現役マーケターです。

Webマーケターに向いてる人の特徴10選

売上拡大に貢献したい人

Webマーケターの仕事はWebマーケティングを通じて商品やサービスが売れる仕組みを構築する、つまり会社の最重要課題の一つである売上拡大です。

自分の仕事が会社で最も評価される売上拡大に直接影響を与えるので、責任感はありますがやりがいや得る経験値はハンパないです。

ロジカルに考えられる人

よくロジカルシンキングが大事と言われますが、Webマーケターは他の職種よりもロジカル思考が求められる職種です。

理由はWebマーケティングの施策は顔の見えない大多数の人間に向けて行われるので、基本的に上手くいかないことが多かったり、そもそもよく失敗します。

そのため、ロジカル思考で正しく結果を捉えて、何が原因なのかを正確に分析して、次はどう改善するのかを考えないといけません。

人の気持ちを考えられる人

Webマーケティングを行うユーザーは顔は見えないですが、日本のどこかに住んでいる自分と同じ人間です。そのため、Webマーケティングを成功させるためには人の「行動心理」を理解することが重要です。

ターゲットユーザーはどういう人なのか、どういう悩みがあるのか、何を重視して商品やサービスを購入するのかなど「行動心理」を理解することで、Webマーケティングの施策を誰に、どこに、どのように打てば良いかが導けます。

例えば、Webマーケティングでよく使われる心理学の効果や法則には下記があります。

  • ザイオンス効果:接触回数の増加で商品・サービスに好印象を持たせること
  • バンドワゴン効果:多数の意見でより一層の支持を獲得すること
  • ウィンザー効果:第三者意見の方が信憑性・信頼性があること
  • カリギュラ効果:禁止されることで逆にしたくなる衝動に駆られること
  • 選択回避の法則:選択肢が多すぎると逆に選択が決定されないこと

アイデアを出すのが得意な人

自分で考えてアイデアを出せる人はWebマーケターに向いています。

基本的には先行有利で先に始める方が有利なので、競合が行なっていないマーケティング施策を考えて実行することで業界の中でリードすることができる可能性があります。

例えば、

地道な作業が続けられる人

Webマーケターは一見華やかなイメージを持たれることが多いのですが、地道な作業がよくあります。

Web広告を配信している場合、日々数字を見ながら検証を繰り返して改善していきます。クリック率が悪いのであれば広告文を変えてみたり、クリック単価が高いのであれば、対策キーワードやセグメントなどを見直したりします。

例えば、Web広告で見るべき指標としては、下記があります。

  • インプレッション
  • インプレッション単価
  • クリック率
  • クリック単価
  • CV(コンバージョン)数

改善アクションを行うためにも、定期的に広告の成果を集計したり、営業部に獲得したリードについてヒアリングしたりして、自分が想定していた結果になっていたかどうかを検証・分析していきます。

決められた仕事内容で満足しない人

Webマーケターという職種は一定のルーチンワークはありますが、基本的に決められた仕事の割合は少ないです。というのも自社と競合の施策状況、さらにユーザーに影響を与える外的要因によってWebマーケティングの施策内容や方向性が変わってくるからです。

私が携わっている不動産投資業界でいうと、老後2,000万円問題、コロナ、オリンピック、ウクライナ侵攻など外的要因によってWebマーケティングの成果に影響があったので、企業が扱う商材によっては常に動向をチェックする必要があります。

少し話が逸れましたが、「自社」「企業」「ユーザー」の3つの状況や動向に合わせて、「自社」に有利に働くようにWebマーケティング施策を企画・実行するため、毎日仕事内容はバラバラでした。そのため、自分で今の自分がするべき仕事を常に考えて実践する力が必要です。

考えたり戦略を立てるのが好きな人

戦略を立てるのが好きな人はWebマーケターに向いていると思います。

Webマーケティングを行う上でターゲットとなるユーザーについて深く理解し続けることが大事なのですが、ひとえにユーザーといっても「顧客」「見込み顧客」「潜在顧客」といった3種類があります。3種類の顧客層に対して、それぞれにどういうWebマーケティングを行えば、最大限成果を上げることができるのか戦略を考えるのがWebマーケターの仕事です。

某有名カード会社を使って紙のDM(ダイレクトメッセージ)を送付する仕事を行なっている時は、性別、年齢、都道府県、職業、年収などの情報で送付するターゲットを絞り込んで、そのターゲットに刺さりそうなDMを作ることを行なったりしていました。

主体的に行動できる人

どんな仕事でも言えることですが、「主体性」はWebマーケターに重要な要素です。

事業会社のWebマーケターであれば、よりよい成果を出すために、今の状況を再度分析したり、新しい情報やノウハウを取得し取り入れたりと主体的に動くことが多かったです。Web系のコンサル会社であれば、クライアントから聞いた課題に対して提案するだけでなく、クライアントが見えていない課題を発見するために分析や調査を行い、クライアントのビジネスの成長に貢献できる企画を提案する意識を持つ必要があります。

最初は仕方ないですが、ある程度実務経験を積んだら、指示待ちの姿勢ではなく自分で考え提案できるWebマーケターを目指しましょう。

マルチタスクをこなせる人

先ほど決められた仕事が少ないと紹介しましたが、Webマーケターは仕事範囲が広くかつ仕事量が多いのでマルチタスク(実はシングルタスクの積み重ね)できる方が良いと思います。

今までの話の中でWebマーケティングのために分析や調査を行なって実際に運用を行うだけでなく、外部の広告会社やベンダーと打ち合わせしたり、社内の関係部署に企画説明や稟議を取ったりと、割と忙しい部署だと思います。

Web系のコンサル会社のWebマーケターも1人で何十社といった複数のクライアントを担当することになるので、調査や資料作成など行なっているだけですぐ1日が終わってしまうことがよくありました。

IT/Webが好きな人

IT/Webが好きだったり、勉強することが好きな人の方がWebマーケターに向いていると思います。特にIT/Web業界は常に技術の移り変わりがあるので、最新情報やトレンドをウォッチすることが重要です。

私は少しだけ早く会社に行って、IT/Web系のメディアの記事を15分ほど漁って、役立ちそうな情報がないか確認するルーチンを作っていました。あとRSSリーダーを使って、色々なメディアの記事を1ヶ所に集めたりしていました。

下記のサイトは特に見ていました、是非参考にしてみてください。

  • TechCrunch(テッククランチ)
  • GIZMODO(ギズモード・ジャパン)
  • ライフハッカー
  • GIGAZINE(ギガジン)
  • Web担当者Forum

Webマーケターに向いてない人の特徴5選

すぐに結果を求める人

Webマーケティングは即効性のある施策もありますが、基本的に結果が出るのに時間がかかります。もっと言うと、そもそも上手くいかないことや失敗することもよくあります。

特にメディア運営、InstagramやYoutubeなどのSNSアカウントなどのコンテンツマーケティングは視聴者やフォロワーを獲得したり、コンテンツ制作したり、Google検索結果に上位表示されるためにSEO対策するなど結果に時間がかかると言われています。

失敗を恐れて何も行動できない人

Webマーケティングは失敗することの方が多いので、失敗を恐れず何か行動することがとても大事です。失敗することを許容する環境も必要です。

むしろ早く行動して失敗を繰り返して、自社にとって有効なWebマーケティング施策を導く方が重要です。もちろん、ただ失敗するのではなく失敗から学ぶ姿勢で自分やチームの知見を資産として蓄えていきましょう。

信じやすい・疑わない人

信じやすい・疑わない人はWebマーケターに向いていないかもしれません。

Web系の記事に書いてある情報やWebマーケティングに詳しくない人が教えてくれた情報などをそのまま疑いもせずに信じてはいけません。

人からアドバイスをもらうことは大事ですが、それが本当に正しいのかどうかは自分で確かめて心から納得したら活用するようにしましょう。

他人の意見に耳を傾けない人

他人の意見に耳を傾けない人もWebマーケターに向いていないです。Webマーケティングには正解がないので自分で仮説を立てて、それを検証しながら成果の最大化を目指します。

その際に、自分の考えが自分の凝り固まった考えである可能性があるためです。自分では「この方が成果が出る」と確信していても、上司や同僚に意見を聞いたりして一度客観的に考える癖を付けましょう。

パソコン・Officeソフトが苦手な人

慣れてしまえばどうでもないことですが、パソコンが苦手、エクセルやパワポが苦手という方も厳しいですね。

Webマーケターはほぼ1日の大半の仕事時間パソコンを触る仕事で、自分でエクセルやパワポで資料を作成したり、同僚や部下の資料の見たり、広告会社のレポートを見ることもあるので、最低限使えないと仕事にならないです。

未経験でWebマーケターになるには?

未経験者の方がWebマーケターになる方法を下記の3つになります。

  • 転職エージェントを活用する
  • Webマーケティングスクールに通う
  • Webサイト・ブログを作って副業・フリーランスを目指す

一つずつ説明していきます。

転職エージェントを活用する

IT/Web業界の求人サイトでは「未経験OK」「未経験歓迎」などのタイトルでよくWebマーケター職種の求人もあるのですが、基本的に未経験者の場合は、転職エージェントを使う方が良いです。理由は簡単で転職エージェントのキャリアカウンセラーの方の方が転職に関する知識やノウハウを持っているからです。

正直、全く未経験の方がWebマーケティングを行うのは難しいので、求人サイトの「未経験OK」「未経験歓迎」といった求人はよっぽど大手・有名企業で研修制度がしっかりしていない限り疑ってみたほうがよいです。

自分で探した求人ではなく、転職エージェントに相談して「研修制度」がしっかりある企業を探して、そこでWebマーケティングのスキルや経験を身に付けて活躍を目指しましょう。

Webマーケティングスクールに通う

初期費用はかかりますが、短期間で効率的にWebマーケティングを学習できるWebマーケティングスクールに通うのもおすすめです。特に「Webマーケティングの学習」と「転職支援」の両方に力を入れているスクールが良いです。

Webマーケティングスクールによっては実際に実務経験を積むことができるカリキュラムがあるスクールもあるので、転職活動でアピールできる材料を集めておくということも意識しておきましょう。

Webサイト・ブログを作って副業・フリーランスを目指す

これは転職ではなく副業・フリーランスへのキャリアチェンジです。

Webマーケティングは独学でも学習できるので、基礎知識をつけて自分でWebサイト・ブログを作ってWebマーケティングを経験するというのも選択肢の一つです。

メリットとしては、あまり初期投資がかからない点がありますが、逆に懸念点は体系的に学習できないことや時間がかかることなどが上げられます。

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