Webマーケティングの大変・きつい・つらいと感じること6選【現役マーケターの経験談】

当記事の信頼性
管理人:かつさんど
  • 現役Webマーケター
    元Webディレクター
  • 東証一部上場の不動産系企業で勤務
  • 最高収益:月間30万円

今回はWebマーケティングをしていて感じた大変・きつい・つらいと感じることを紹介していきます。

  • Webマーケティングの大変・つらい・きついことも知りたい
  • Webマーケティングの魅力・やりがい・楽しさを知りたい
  • Webマーケターに向いている人を知りたい

是非Webマーケターに興味を持っている方がいれば、最後まで読んでみてください。

目次

Webマーケターとは?

マーケターの仕事はインターネットを使って企業の商品・サービスの販売を促進して最重要経営課題である売上を増加させることです。

簡単に言うとECサイトで商品の販売数を増やしたり、ホームページからサービスのお問い合わせ数を増やすことになります。そのために、マーケターはWeb上で色々な施策を行なっていきます。代表的な施策は下記になります。

  • Web広告(Google広告・Yahoo!広告)
  • SNS広告
  • SEO(検索エンジン最適化)

情報過多な時代の中で企業やブランドの認知拡大や商品購入・サービス契約など企業活動をインターネットを使って促進させて企業のさまざまな目標を達成させる重要なミッションを背負った人材を指します。ちなみに私は現役マーケターです。

Webマーケティングの大変・きつい・つらいと感じること6選

数字で結果が求められる

Webマーケティングの成果は基本的にしっかり数字で表すことができるので、社内の経営陣や取引先のクライアントから自分の仕事に対して数字で成果を求められます。

例えば下記のように結果が悪い時はよくあります。社内の経営陣・上司はたまたクライアントに対して現状を踏まえて、次にどういう改善アクションを打つのかをロジカルに説明して納得してもらって、施策を繰り返してよりよい成果のために業務を進めていくことになります。

  • 前年同月よりWebサイトのへのアクセス数が◯%減少する
  • 先週よりCVR(コンバージョンレート)が◯%悪化した
  • 前月よりGoogle広告からのCV(コンバージョン)数が◯件減少した
  • Facebook広告のCPA(コストパーアクション)が◯%悪化した
  • Instagramのフォロワーが◯件減少した

失敗することが多い・正解がない・理由がわからない

どんなに仕事ができるWebマーケターでも成果が上がらないことは当たり前にあります。競合の施策の影響、ユーザー心理の変容、社会情勢など上手くいかない理由はたくさんあります。

しかし、成果が上がらない時こそWebマーケターの仕事です。何が「課題」でどういった「解決策」があるのかを考え抜いて、プロジェクトを成功に導いていきます。

特に上手くいかない理由がわからない時は、本当に大変でしんどい気持ちになります。そういう時は社内であれば上司にアドバイスをもらったり、社外であれば広告会社やベンダーに相談してみるのが良いです。

地道な作業が多い

Webマーケティング施策を行う際は下記の流れに沿って進めます。

しかし、上手くいかないこともあるので、再度「③改善案企画」に戻って再検証を繰り返して行ってゴールを目指していきます。

それが1日で解決するのか、半年ぐたいかかってしまうのか、誰にもわからないので粘り強く向き合っていく必要があります。

  1. 現状分析
  2. 課題抽出
  3. 改善案企画
  4. 実行
  5. 効果検証

残業が多い時がある

Webマーケティングに携わる方は基本的に仕事量が多いです。

IT/Web系のクライアントワークをされている場合、何十社というクライアントを担当することになるため、定例資料作成のために現状分析や進捗管理を行いながら、新規・既存クライアントから新たな案件の企画書作成など、業務に慣れるまでの間は残業が続きます。

事業会社のWebマーケターはどうなのかというとこちらも多忙になることがあります。例えば新規のWebサイト公開や期間限定のキャンペーンなどを実施した時は、社内関係者の調整、広告会社・ベンダーとのやりとり、顧客対応などWebマーケターに業務が集中するタイミングがあるので、残業が続くこともあります。

最新情報やトレンドなどの把握・勉強が必要

Webマーケターは最新情報やトレンドをしっかり把握したり、深く勉強することが必要です。IT/Web業界は新しい技術やノウハウが日進月歩しているため、自社にとって有利に働く情報は競合よりも先にキャッチして施策として実施することが重要です。

例えば、最近のYoutubeやTiktokなどの動画メディアの流行はすごい勢いです。競合よりも先にチャンネル運用、広告出稿することで新たな顧客層を獲得することができるかもしれません。

このような新しいビジネスチャンスを確実に掴むためにも、最新情報やトレンドに関して日々情報をウォッチして取得しておく必要があります。

プレッシャーがある

日々Webマーケティングを業務として行なっている中で、多額の予算をかけたプロジェクトを進めている時は足が震えるぐらいプレッシャーを感じることもあります。

新たなリード獲得として、予算として1,000万円以上かけてクラウドファンディングサイトの構築・運用を企画・実施したことがあるのですが、「本当に集客できるのか」「本当に申込を獲得できるのか」など自問自答を繰り返す日々がありました。

これはクライアントに大規模案件を提案する時、事業会社で社内稟議を上げる時など、どちらの立場であっても起こりうることだと思います。

Webマーケティングの魅力・やりがい・楽しさを感じること3選

良い結果が数字で表れる

自分が考えたWeb施策を実行した時に、上手くいこうがなかろうが、基本的に全て数字で結果が現れます。自分の思う通りに数字が上がれば、その分だけWebマーケターとして評価されるので、もちろん嬉しいですしやりがいがあります。

代表的なのが、アクセス解析ツール上のWebサイトのアクセス数、CV数、広告のクリック数・クリック率などWebマーケターとして日々追いかけるKPIの実績数字が丸わかりになります。

さらにCRMを導入している場合、リード数、商談数、成約・購入数、成約・購入率など反響獲得からクロージングにいたる一連のあらゆる実績が全て数字として残ります。

  • 前年同月よりもWebサイトへのアクセス数が◯%増加した
  • 前月よりもWebサイト上のCV(コンバージョン)数が◯件増加した
  • Google広告からCV(コンバージョン)数を◯件獲得した
  • Facebook広告のCPA(コストパーアクション)を◯%改善した
  • LINEの友だちを◯件獲得した

経営陣・上司から褒められる/クライアントに感謝される

どの仕事でもそうですが、経営陣・上司から褒められたり、クライアントに感謝されるのは誰しも嬉しいことですよね。

Webマーケティングの業務は会社経営で重要な売上やブランディングといった課題に対して仕事することになるので、プレッシャーや責任感はありますが、好調な成果を出せば必ず感謝されます。

社内で評価を受けて出世し年収があがる

先ほど説明した通り、Webマーケティングの業務は会社経営で重要な売上やブランディングといった課題に対して仕事を行うので、経営陣や上司から評価を受けやすい立場ともいえます。そのため、しっかり成果を出せば出世しやすい(年収が上がりやすい)イメージがあります。

実際、dodaの「平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】」による調査では、一般的な年代よりもWebマーケターの方が年収が高い傾向にあります。

スクロールできます
年代全体Webマーケター
20代341万円367万円
30代437万円463万円
40代502万円553万円
50代613万円655万円
全年代平均473万円509万円
doda 平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】

副業やフリーランスで収入を得たとき

身に付けたWebマーケティングのスキルや経験を使って、副業やフリーランスとして仕事をして収入を得たときは「成長したな」「Webマーケを続けて良かった」と思いました。笑

「Webマーケティングで副業できるの?」「フリーランスでWebマーケターになれる?」という方は是非クラウドソーシングサービスなどで仕事を探してみてください。どれぐらいのスキルがあれば、どれぐらい稼げるのか何となくでもイメージが付きます。

「Webマーケターのもっといいところは?」という方に、下記の記事でまとめています
【現役マーケターの経験談】Webマーケティングの魅力・やりがい・楽しさを感じること6選

Webマーケターに向いている人の特徴

Webマーケターに向いている人の特徴は下記になります。

  • 仕事にやりがいを感じたい人
  • ロジカルに考えられる人
  • アイデアを考えるのが好きな人
  • 人の気持ちを考えられる人
  • 何でも調べるのが好きな人

Webマーケターに必要な要素はいくつもありますが、個人的には会社の売上・ブランディングを左右するやりがいのある仕事がしたい人、物事を客観的にロジカルに捉えらる人は特に向いていると思います。

「なぜロジカルシンキングがいるの?」が必要なのと思われた方もいるかもしれないので説明すると、Webマーケターの仕事は基本的に上手くいかない、成果や数字が上がらない、もはや原因がわからないなどが実際現場でよくあります。そんな時に、一つ一つの結果に対して自分なりの仮説を立ててPDCAを回して、成果を上げるためのアクションを取ってからです。

未経験でWebマーケターになるには?

未経験者の方がWebマーケターになる方法を下記の3つになります。

  • 転職エージェントを活用する
  • Webマーケティングスクールに通う
  • Webサイト・ブログを作って副業・フリーランスを目指す

一つずつ説明していきます。

転職エージェントを活用する

IT/Web業界の求人サイトでは「未経験OK」「未経験歓迎」などのタイトルでよくWebマーケター職種の求人もあるのですが、基本的に未経験者の場合は、転職エージェントを使う方が良いです。理由は簡単で転職エージェントのキャリアカウンセラーの方の方が転職に関する知識やノウハウを持っているからです。

正直、全く未経験の方がWebマーケティングを行うのは難しいので、求人サイトの「未経験OK」「未経験歓迎」といった求人はよっぽど大手・有名企業で研修制度がしっかりしていない限り疑ってみたほうがよいです。

自分で探した求人ではなく、転職エージェントに相談して「研修制度」がしっかりある企業を探して、そこでWebマーケティングのスキルや経験を身に付けて活躍を目指しましょう。

Webマーケティングスクールに通う

初期費用はかかりますが、短期間で効率的にWebマーケティングを学習できるWebマーケティングスクールに通うのもおすすめです。特に「Webマーケティングの学習」と「転職支援」の両方に力を入れているスクールが良いです。

Webマーケティングスクールによっては実際に実務経験を積むことができるカリキュラムがあるスクールもあるので、転職活動でアピールできる材料を集めておくということも意識しておきましょう。

Webサイト・ブログを作って副業・フリーランスを目指す

これは転職ではなく副業・フリーランスへのキャリアチェンジです。

Webマーケティングは独学でも学習できるので、基礎知識をつけて自分でWebサイト・ブログを作ってWebマーケティングを経験するというのも選択肢の一つです。

メリットとしては、あまり初期投資がかからない点がありますが、逆に懸念点は体系的に学習できないことや時間がかかることなどが上げられます。

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