
- 現役Webマーケター
(元Webディレクター) - 東証一部上場の不動産系企業で勤務
- 最高収益:月間30万円
WordPressはウェブサイト・ブログの作成ができる無料のCMS(Content Management System:コンテンツ管理システム)です。WordPressはオープンソースソフトウェアで、利用する人の目的を問わず無料で公開されており、利用、改良、再配布などができるソフトウェアを指します。
そのためWordPressを利用することで初期の導入コストの削減に繋がったり、オープンソースのため世界中の人が開発に取り組んだり、関わっているため、インターネット上に知識やノウハウが溜まっているため柔軟な開発を行いやすいシステムです。
基本的にWordPressはHTMLやPHPといったプログラミング言語の知識がなくても、管理ができるくらい初心者の方でも使いこなせるシステムになっているため、導入ハードルも低いことが人気の理由になります。
世の中のウェブサイト・ブログの4分の1が、WordPressで構築されていると言われるぐらい、WordPressは人気があり、多くのウェブサイト・ブログで利用されています。
ここでは契約したサーバーにWordPressをダウンロードする方法を説明します。WordPressをダウンロードする方法は大きく2つあります。
WordPressの公式サイトからファイルをダウンロードして、FTPを利用してウェブサイトを置くサーバーにアップロードすることで、WordPressのダウンロードができます。
WordPressの公式サイトにアクセスします。右上の「WordPressを入手」の青いボタンをクリックします。
上記の画面がWordPressのダウンロード画面になります。画面中央の「WordPressをダウンロード」の青いボタンをクリックするとダウンロードが始まります。
ダウンロードが始まると上記のダウンロードが正常に始まったことを示す画面に切り替わります。同時にパソコンのダウンロードフォルダにWordPressのファイルがダウンロードされます。
ダウンロードしたファイル名は「wordpress-5.4-ja.zip」という名前です。数字の部分は、WordPressのバージョンによって変動します。
最後にダウンロードした「wordpress-5.4-ja.zip」を自分のパソコン上で解凍して、サーバーにFTP接続でアップロードを行います。解凍を行うと「worpress」というフォルダが表示されますので、そのフォルダをサーバーにアップロードするだけです。
サーバーにFTP接続でファイルをアップロードする手順を、FTPツール「FileZilla」で説明します。
FileZillaのアプリケーションを起動し、左上のメニューからサイトマネージャーをクリックします。サイトマネージャーはFTP接続するウェブサイトの情報を入力する管理画面になります。
青枠で囲っている「ホスト名」「ポート」「ユーザー名」「パスワード」などを入力して、最後に右下の「接続」の青いボタンをクリックすることで、契約したレンタルサーバーにアクセスします。
左側がクライアント側(自分のパソコン)で右側がサーバー側になります。基本的にはファイルを選択して、逆側にドラック&ドロップすることで、ファイルのアップロード、ダウンロードをすることができます。
今回はクライアント側のWordpressのファイルを、レンタルサーバーにアップロードするので、左側のファイルを右側にドラック&ドロップします。
■トップページをWordPressサイトにする場合
https://ドメイン名/wp-admin/
→ルートディレクトリにファイルをアップロードする
■決めたディレクトリをWordPressサイトにする場合
https://ドメイン名/shop/wp-admin/
→新規でディレクトリを作成し、そこにファイルをアップロードする
利用しているレンタルサーバーによっては、契約後すぐに管理画面上からワンクリックでWordPressをダウンロードすることができる機能があります。
もし利用しているレンタルサーバーでWordPress簡単インストールなどの機能があれば、是非利用して下さい。
今回は私が利用しているロリポップ!のWordpress簡単インストールの機能で説明します。
ロリポップ!のサーバーの管理画面にログインします。左メニューの「サイト作成ツール」を選択します。選択した後に、「Wordprss簡単インストール」をクリックします。
Wordprssの基本情報を入力します。「サイトのタイトル」「ユーザー名」「パスワード」「メールアドレス」などを入力して「入力内容確認」のボタンをクリックします。
入力した情報を確認する画面になります。画面にも記載がありますが、インストール先のディレクトリに同じ名前のファイルがあると上書きされてしまうので、事前に注意しましょう。契約した直後であれば、基本問題ありません。
簡単インストールが完了すると上記の画面になります。管理者ページのURLが記載されていると思うので、お気に入り登録をしておいてください。
管理者ページのURLにアクセスします。管理者ページのURLは必ず下記の形になっているので覚えておきましょう。
【管理者ページのURL】
https://ドメイン名/wp-admin/
管理者ページのURLにアクセスするとWordPressのログイン画面になります。
WordPressのダッシュボードと呼ばれるトップページになります。
一般設定では、サイトのタイトル、キャッチフレーズ、サイトアドレスなどの基本情報を設定することができます。
WordPressのデフォルトの設定では、一般設定を一番利用します。
投稿設定では、カテゴリーのデフォルトの設定、投稿フォーマットなど投稿に関する内容を設定できます。しかしあまり利用するような項目はないのでデフォルトのままで問題ありません。
表示設定では、ウェブサイトのトップページに最新投稿・固定ページのどちらを表示させるのかなど表示に関する内容を設定できます。しかしあまり利用するような項目はないのでデフォルトのままで問題ありません。
ディスカッション設定では、投稿に対するコメントやメール通知、アバターに関する内容をカスタマイズできます。コメントの有無などはお好みで設定してください。
メディア設定では、WordPressのメディアライブラリにアップロードした画像のサイズを変更することができます。
パーマリンク設定では、ウェブサイト・ブログのURL構造をカスタマイズすることができます。
カスタム構造を選択した場合、URLに年月日や投稿名、カテゴリーなどを自由に設定することができます。
【パーマリンク設定】
基本
http://nuko-blog.net/test/?p=123
日付と投稿名
http://nuko-blog.net/test/2020/04/13/sample-post/
月と投稿名
http://nuko-blog.net/test/2020/04/sample-post/
数字ベース
http://nuko-blog.net/test/archives/123
投稿名
http://nuko-blog.net/test/sample-post/
カスタム構造
http://nuko-blog.net/test/%◯◯◯◯%/
プライバシポリシーページに関する設定を行う項目になります。最新版のWordPressでは、プライバシポリシーページのテンプレートが用意されているので、ご自身のウェブサイト・ブログに合わせて内容を変更してください。
WordPressのインストール・初期設定はとても簡単にできます。レンタルサーバーによりますが、ワンクリックでWordPressのインストールが完了するものもあるので、レンタルサーバー選びの際に確認してください。