
- 現役Webマーケター
(元Webディレクター) - 東証一部上場の不動産系企業で勤務
- 最高収益:月間30万円
SEO対策って難しいですよね。
頑張って調べたり考えたりし作った記事が検索結果の上位に表示されなかったり、アクセスを稼ぐことができないことはWebサイトやブログを運営していたら誰しも経験すると思います。
もしかしたら、その原因として記事を書く際に狙うキーワードの選定が間違えているかもしれません。
キーワード選定は検索結果で上位表示を実現したり、アクセス数を稼ぐためにとても重要です。んなこと知ってますけど?という声が聞こえてきそうですが、以外となんとなくキーワードを選んでいたり、あまり戦略性が無い人が多いのではないでしょうか。
今回はコンテンツ作りに欠かせない検索キーワードについて解説記事を書いていこうと思います。
SEO対策でキーワード選びはとても重要です。SEOは検索エンジンの検索結果ページで上位表示を実現することですが、その上位表示させるページのコンテンツを作る際にヒントになるのがユーザーが入力する検索キーワードです。
ユーザーが入力する検索キーワードについて深く分析して、ユーザーが知りたい情報、直面している課題を解決する情報をページコンテンツとして提供することで、ユーザーの満足度を高めることができます。
また検索エンジンからもユーザーのニーズを満たしていることから、Googleなど検索エンジンからもSEO評価も獲得することができます。そのため、SEO対策はキーワード分析を行い適切なキーワード選定を行うことがとても重要になります。
検索ボリュームとは、ユーザーが特定のキーワードを検索した回数のことです。一般的に月にどのくらい検索されたかを示す月間検索ボリュームという表現をします。
SEO対策においてキーワードの検索ボリュームは重要な指標です。キーワードの検索ボリュームが多いということは、それだけ興味があったり、より詳細な情報を知りたいユーザーが多いということになります。つまり、検索ボリュームの数はユーザーのニーズの規模を示します。
そのため、検索ボリュームが多いキーワードで上位表示できれば、キーワードに対して何かしらの興味・関心のある多くのユーザーに対してアプローチできることになります。
検索ボリュームでキーワードを分けた際に、大体下記3つに分けることができます。
それぞれ説明していきます。
ビックキーワードとは、一言でいうと検索ボリュームの多いキーワードのことです。明確な定義はありませんが、一般的に月間検索ボリュームが10,000回以上あるキーワードをビックキーワードと呼びます。
ビックキーワードは主に1つの単語のキーワードのことを指します。例えば「SEO」1万~10万回、「ブログ」10万~100万、「yahoo」100万~1000万などのキーワードがビックキーワードに分類されます。
また2語以上であっても検索ボリュームが多い場合はビックキーワードと分類されます。例えば、「seo 対策」1万~10万、「ブログ おすすめ」1万~10万、「ヤフー ニュース スポーツ」1万~10万などが該当します。
ビックキーワードは検索ボリュームが多く、上位表示することでユーザーへのインプレッションを増やすことができるので、単純にアクセス数を増加させるだけでなく、ブランディングとしても期待ができます。
しかし、ビックキーワードは競合も目指しているので検索結果に上位表示させること相対的に難しいことが多いです。
またビックキーワードはユーザーの検索意図が正確に掴めないため、コンバージョンに繋げることは比較的難しいと考えられています。
例えば、「パン」というキーワードの場合、パンの種類を調べているのか、パン作りのレシピを探しているのか、近くのパン屋に行きたいのかなど、ビックキーワードからは様々なユーザーの検索意図が推測されます。
ミドルキーワードとは、ビックキーワードより検索ボリュームが少ないが、スモールキーワードよりは検索ボリュームが多いキーワードです。月間検索ボリュームが1,000回~1万回以下のキーワードがミドルキーワードと呼ばれています。
ミドルキーワードは主に1つ、もしくは2つ以上の単語で構成されるキーワードです。例えば、「seo チェック」1000~1万、「ブログ 稼ぎ 方」1000~1万、「ヤフー ニュース アプリ」1000~1万などがミドルキーワードに該当します。
ミドルキーワードはビックキーワードより検索ボリュームが少ないですが、ユーザーの検索意図が明確で分かりやすいことが特徴です。そのためミドルキーワードに合わせてコンテンツを用意しておくことでコンバージョンにつなげやすい傾向があります。
スモールキーワードとは、検索ボリュームが少ないキーワードです。月間検索ボリュームが100回以上~1,000回以下の検索キーワードでいくつかの単語を組み合わせた複合キーワードなどがスモールキーワードに該当します。
例えば、「SEO 対策方法」100〜1000、「ブログ 始め方」100〜1000、「yahoo アプリ 無料」100〜1000などがスモールキーワードに該当します。
スモールキーワードは検索ボリュームが少ないため上位表示してもビックキーワードと比較して多くのアクセス数は稼げません。
しかし、ビックキーワードやミドルキーワードよりも検索結果で上位表示がしやすく、さらにスモークキーワードは検索意図が明確なためコンバージョンにつながりやすいと考えられています。
先ほどの検索キーワードの検索ボリュームとは異なり、検索キーワードに込められたユーザーの検索している意図別の種類について説明していきます。
インフォメーショナルクエリは入力した検索キーワードの情報を知りたい、直面している課題を解決したいという時に検索されるキーワードを指します。「Know」クエリとも呼ばれています。
トランザクショナルクエリはWebサイトにおけるコンバージョンとなる商品購入、お申込み、お問い合わせ、資料請求などに繋がりやすい検索キーワードを指します。
ナビゲーショナルクエリは特定のWebサイトへ行きたい時に入力する検索キーワードを指します。「Go」クエリとも呼ばれています。
コンテンツマーケティングを行う上では、トランザクションクエリよりもインフォーメーションクエリの方が重視されます。もちろんコンバージョンに繋がりやすいトランザクションクエリも重要ではあります。
しかし、ユーザーはまずWeb上でインフォーメーションクエリを使って商品やサービスに関する情報を収集し、その次に類似商品・サービスとの比較を行います。
そのため、ユーザーに1番最初に接するインフォーメーションクエリに対応したコンテンツを作成することで比較対象に入ることができます。