- 現役Webマーケター
(元Webディレクター) - 東証一部上場の不動産系企業で勤務
- 最高収益:月間30万円
【2022年度】新人・未経験向けのwebディレクターにおすすめの良本29選
今回は新人・未経験の方でWebディレクターを目指す方、これからWebディレクターになる方に向けて、私自身読んだことのあるおすすめの良本を紹介していきます。
Webディレクターという職種自体が比較的新しい職種になりますし、業務範囲が広いことから情報をまとめにくく、体系的に学べる本自体が少ないです。
今回紹介する本も体系的に学べるものから、何かに特化した内容まで幅広く紹介するので是非参考にしてみてください。
本で考え方を身に付けて、実践するのがスキルアップの最短ルートだと思います!
WebディレクターはWebマーケティングやデザイン・システム開発を学習した方がいいの?
個人的な見解ではWebディレクターはWebマーケティングは必須、Webデザイン・Webシステム開発は基本的な仕組みや概念は理解しているレベルまで学習することがおすすめです。
WebディレクターはWebサイト制作の進行管理を担当する職種なので、Webデザイナー、プログラマーに作業指示書を書く際に技術やノウハウを知っている方が正確に作業を指示できるようになります。
ただ、Webサイトは公開後に成果を上げるために色々な施策を打ったりとWebマーケティングを進めていきます。その際に、旗振り役をするのはWebディレクターになるのでWebデザイン・Webシステム開発よりもWebマーケティングを優先して学習しておいた方が現場で役に立ちます。
Webデザイナー、プログラマーからWebディレクターになった方はもちろん詳しいと思いますので、Webマーケティングを勉強しましょう。
Webディレクションを学習できるおすすめの本・書籍
第一線のプロがホンネで教える
超実践的 Webディレクターの教科書
10万人以上のWebディレクターが集まるWebメディアの「Webディレクターズマニュアル」を運営している日本ディレクション協会会長の中村 健太氏をはじめとした3名の著者が書いた本です。
実際の現場で起きる様々な問題に対して、プロジェクトをうまく回していくためのノウハウや考え方などを学びことができます。
内容としては、体系化された情報を解説するような教科書や参考書ではありません。またある程度、Webディレクターとして仕事をしていないと理解や共感できないことが多いので、2〜3年ぐらい働いている人の方が実感できる内容になっています。
Webディレクション標準スキル152
企画・提案からプロジェクト管理、運用まで
日本WEBデザイナーズ協会(JWDA)に所属する15社の現役Webディレクターたちにヒアリングを行いWebディレクターとして知っておきたい152項目を解説した本です。
企画・提案、コンテンツ制作、デザイン制作、システム開発、プロモーション、運用、改善施策などWeb制作の全工程を網羅した内容になってます。
だから、Webディレクターはやめられない
できるWebディレクターの成功戦略
大阪のWeb制作会社でWebディレクターをされていた島元大輔氏によるWebディレクターの魅力が集約された一冊になっています。私はタイトルがインパクトのあるので思わず手に取って読んでみました。
具体的に分析・企画、進行管理、改善施策についてノウハウやTipsを詰め込んだ内容というより、Webディレクターの仕事や考え方がメインになるのでこれからWebディレクターになる方におすすめです。
ウェブの仕事力が上がる標準ガイドブック3
Webディレクション 第3版
Web業界の第一線で活躍する豪華な著者陣が、仕事に必要なWebの知識を、最新動向を踏まえて体系的・網羅的にわかりやすく解説しており、この一冊で、あなたの仕事力が格段に上がります。
この「ウェブの仕事力が上がる標準ガイドブック3 Webディレクション」は、企業が信頼と価値を提供し続けるために必要なインターネットビジネス上のポイントを踏まえ、それらを実現するプロジェクト推進者としての要件を網羅的に抽出、解説しています。加えて、プランニング、デザイン、マーケティングの実務者との協業において、また、直接の担当者として必要となる知識も、整理・体系化しました。
Webディレクションの新・標準ルール
現場の効率をアップする最新ワークフローとマネジメント
最新情報とディレクションの常道について触れつつ、Webディレクションとして「企画」「設計」「制作・進行管理」「運用・改善」のフェーズに沿って解説されています。また現場でよくある曖昧になりがちな上流工程を重視した内容になっており、当初の目的からずれてきた時に遅延への対応方法、軌道修正方法などが詳細に解説されています。
予定通り進まないプロジェクトの進め方
自治体の防災アプリ、保育園検索システム、テレビCM制作会社の動画制作アプリ事業など、様々な業界と製品のプロジェクトマネジメントの経験がある前田考歩氏の著書です。
ルーティンワークではない仕事はプロジェクトという概念の元、プロジェクトをマネジメントする立場であらゆる問題に対して、どうやってプロジェクトを円滑に進めれば良いかを解説しています。
直接的にはWebサイトには関係ないですが、将来的にプロジェクトマネージャーとして活躍していきたい方であれば読んでおいて損はないです。
Webマーケティングを学習できるおすすめの本・書籍
マンガでわかるWebマーケティング
Webマーケッター瞳の挑戦!
これからWebマーケティングを始めて行おうと考えている方向けの漫画風の書籍です。Webマーケティングの基礎的な知識から、実際の現場で役立つノウハウまでわかりやすく解説されています。Webマーケティングの代表的なKPIであるPV、UU、セッション数、CVRなどの指標に関する説明から、実際の企業のマーケターに関する事例まで紹介されています。
沈黙のWebマーケティング
Webマーケッター ボーンの逆襲
これまでに「美味しいワイン」「美味い居酒屋」などをプロデュースしてきた株式会社ウェブライダーの松尾茂起氏が著者のWebマーケティングの本質を学べる一冊です。
著書はストーリー仕立てになっており、世界最強のWebマーケッターのボーン・片桐たちが、どのようにして商品の「価値」を「人」に伝えていくかという観点でWebマーケティングを学べます。
ヒロイン・松岡めぐみの父親が経営するオーダー家具の販売会社マツオカの検索順位が急激に低下し売上が激減し経営危機に陥ったところからストーリーが始まります。Webマーケティングの基本から学びたい方におすすめです。
最新Webマーケティング2021
押さえるべきトピックの解説&実践へ向けたヒント
近年のコロナによる影響もあり、新しい働き方である「リモートワーク」「ウェビナー」「オンラインツール」など、オンラインをベースにしたワークスタイルで効率的、生産的なマーケティングを行うための基礎から応用までの知識と実践方法をわかりやすくまとめられています。
デジタルマーケティングの定石
なぜマーケターは「成果の出ない施策」を繰り返すのか?
多くの企業やマーケター・コンサルタントがよく経験する「成果の出ない施策」を繰り返してしまうのは、デジタルマーケティングの定石を知らないからという問題提起がされています。デジタルマーケティングでできること、できないことの線引きから数多くの定性・定量データをどう活用し、次の施策に繋げるかという視点を学ぶことができます。今現在うまく成果がでていない施策で悩んでいる方は是非読んでみてはいかがでしょう。
世界基準で学べるエッセンシャル・デジタルマーケティング
Google出身マーケターが教えるデジタルマーケティングの新コンパス
Google出身のマーケターがデジタルマーケティングをはじめようとしている方に、企画・戦略立案から運用方法について1冊にまとめた良本です。Googleアナリティクスの使い方やWeb広告の運用方法などノウハウ本ではなく、デジタルマーケティングを使って「戦略を自ら考えられる人材」を目標にした内容になっています。
SEOを学習できるおすすめの本・書籍
いちばんやさしい新しいSEOの教本
人気講師が教える検索に強いサイトの作り方
「SEOとは何か?」「どうすればサイトの価値が高まるのか?」といったSEOの目的や考え方をわかりやすく解説しています。業界・業種の特性から自身のWebサイトで対策すべきキーワードなど、実務で必要な知識・ノウハウを身に付けることができます。著者のアドバイスやコメントがイラストでわかりやすく説明してくれます。
最新SEO完全対策・成功の指南書
結果を出し続けるこれからの手法
「SEOの正しい知識」「SEOの最新情報」「これからのSEO」などSEOのそもそもの意味・基本知識や検索エンジンの仕組みから、目標設定、数々の内部対策、測定による課題の見つけ方、そして改善までの具体的な手法を余すところなく紹介し、さらに過去・現在の流れから来るべきSEOのあり方まで書かれています。
SEO対策
検索上位サイトの法則52
検索上位へ導くための「攻めのSEO対策」「守りのSEO対策」という表現で具体的なノウハウが書かれています。ユーザーにとって有益なサイトについて、Googleからペナルティを受けないようにする方法、ペナルティを受けたサイトのSEO対策などがわかりやすく解説されています。
アクセス解析を学習できるおすすめの本・書籍
いちばんやさしいGoogleアナリティクスの教本
人気講師が教えるWeb解析と広告計測の基本
GAIQ資格講座で1,000名以上の合格者を出した実績を持つ人気講師の山浦直宏氏が著者の「いちばんわかる教本」シリーズのGoogleアナリティクス版です。
分析の定番ツールであるGoogleアナリティクスを使ってデータを取得、集計・分析、改善までのポイントを学べます。
Googleアナリティクスを正しく理解して活用できるようになれば、今後のキャリアで活かせるスキルが身に付きます。
現場のプロがやさしく書いたWebサイトの分析・改善の教科書
Webアナリストとして有名な小川卓氏が著者の公開後のWebサイトを分析・改善するための本です。
Webサイトを運用している中で、「改善施策を打っても効果がでない」「改善施策の方向性が正しいか分からない」「どうやって改善していけばいいか分からない」など悩みが多いWeb担当者から分析・企画を行うWebディレクターまで現場のプロが行うノウハウを学べます。
Googleアナリティクスはあらゆるデータを取得できる優秀な分析ツールですが、逆に本当に見るべきデータが何か混乱される方が多いと思います。著書内では「データの見方」と「改善ポイント」が理解できるようになるので今までとワンランク上の分析力が身に付きます。
「やりたいこと」からパッと引ける
Googleアナリティクス分析・改善のすべてがわかる本 改訂版
著書は初めてGoogleアナリティクスを使ってサイトの分析をしたい方に最適な内容になっています。著書を読むことでサイト分析の進め方がわかりやすく理解できるでしょう。Googleアナリティクスの基本的な使い方に関する解説と合わせて、読み手が知りたい「どんなユーザーがきているのか」「どこからサイトにきているのか」など目的別の目次が付いているので、読み終わった後でも調べやすいです。
Web広告を学習できるおすすめの本・書籍
リスティング広告のやさしい教科書。
ユーザーニーズと自社の強みを捉えて成果を最大化する運用メソッド
初めてリスティング広告を出稿する方向けに、出稿する上での前提知識から出稿までの準備、出稿中の作業についてわかりやすく解説されています。成否の鍵を握るキーワードや広告文についても、考えるプロセスを具体的な事例にもとづいて紹介しているため、プロの思考方法がわかりやすく理解できます。
予算が見える・効果が上がる
ネット広告徹底活用ガイド
これからWeb広告を出稿される方向けに、最低出稿コスト、予算の目安、課金形式、広告表示スペースなどがわかりやすく解説されています。コストパフォーマンスや運用の難易度などがチャートで比較できるようになっています。リスティング広告、SNS広告、アドネットワーク広告、アフィリエイト広告、ネイティブ広告などの広告種別毎に「どのような商品が向いているのか」「どのような手順で出稿するのか」「どのようなポイントに気をつけるべきか」が具体的に解説されたノウハウ本です。
ネット広告運用“打ち手”大全
成果にこだわるマーケ&販促最強の戦略102
Web広告運用における102個の施策や手法がまとまったノウハウ本です。内容としては広告運用のテクニックよりの内容になっているので全くの初心者の方よりも少しでも運用を行なった経験者向けです。広告文やクリエイティブの改善方法、AIを使った機械学習との上手な付き合い方など日々の運用方法を振り返ることができると思います。
SNSマーケティングを学習できるおすすめの本・書籍
僕らはSNSでモノを買う
誰しもがコンテンツの作り手になるSNS時代の購買プロセス「ULSSAS(ウルサス)」に則った考え方やノウハウを学ぶことができます。SNSマーケティングのプロと悩みを抱えた2人の会話の中で話が進んでいきます。
SNSマーケティングのやさしい教科書。
Facebook・Twitter・Instagram─つながりでビジネスを加速する最新技術
初めてSNSマーケティングに携わる初心者のために、SNSマーケティングの基本とメリット、各SNSの特性、広告の出稿方法、投稿効果の見方などをSNSマーケティングを網羅的に解説した入門書です。Facebook、Twitter、Instagram、LINE、YouTube、TikTok、Pinterest、Snapchatなど各SNSに関する特徴をおさえることができます。また分析・改善手法や成功事例など実務で必要なノウハウが特に役立つポイントです。
SNSでシェアされるコンテンツの作り方
タイトル通りですが、SNSの強みである拡散能力を最大限生かすために「どうすればシェアされるコンテンツが作られるのか」という点について解説された著書です。シェアされやすいコンテンツタイプ、読者を惹きつけるポイント、文章の書き方、写真・動画の撮影方法などSNSでシェアされるために必要なノウハウが1冊にまとまっています。
Webデザインを学習できるおすすめの本・書籍
コンバージョンを上げるWebデザイン改善集
こちらもWebアナリストとして有名な小川卓氏が著者のコンバージョンを上げるために行ったWebサイトのデザイン改善内容を解説した本です。多種多様な業界の大手、中小企業サイトから47事例を紹介しています。
WebサイトのBefore&Afterを元にどこに着目して改善したかを詳細に解説しているので、自分のWebサイトに置き換えて考えることでプロの目線で改善施策を打つことができるようになります。
1冊ですべて身につく
HTML & CSSとWebデザイン入門講座
2019〜2021年の間、HTML関連書籍で年間売上No1のシリーズ27万部以上と大ヒットしたWebデザインの基礎から現場で役立つテクニックがつまったノウハウ本です。サイトの種類、HTML/CSSのタグといった基本からレスポンシブ、Flexbox、CSSグリッドなどの最新情報が一冊にまとまっています。
動くWebデザイン
アイディア帳 実践編
Webディレクターをやっていると自分で作成したワイヤーフレームをデザイナーやクライアントに説明することがあると思うのですが、そういう時に「こういう動きを実装したい」というアイデア着工を得られる一冊です。
「印象つける基本の動き」と「世界観を作る動き」という2つの視点で色々なサンプルが紹介されているので是非参考にしてみてください。
Webシステム開発・プログラミングを学習できるおすすめの本・書籍
Webディレクションの新・標準ルール システム開発編
ノンエンジニアでも失敗しないワークフローと開発プロセス
Webシステム開発の第一線で活躍されていた岩瀬透氏が書いたWebディレクター向けのシステム開発に解説した本です。
システム開発の基本的なフローを説明したあと「与件整理」「要件定義」「設計・開発・テスト」「リリース・運用・改善」のフェーズごとに押さえておくべきポイントを詳細に解説しています。
Webディレクター向けの本ですが、システム開発を発注するクライアント側でも外注依頼をする時にどういうことに注意しないといけないかを学ぶことができます。
イラスト図解式
この一冊で全部わかるWeb技術の基本
Webの全体的な仕組みや構造を豊富なイラストでわかりやすく図解化された良本です。HTTPでやりとりする仕組み、さまざまなデータ形式、Webアプリケーションの開発、セキュリティ、システムの構築・運用など、これからWebを学習する知識ゼロの方向けの内容になっています。
IT用語図鑑[エンジニア編]
開発・Web制作で知っておきたい頻出キーワード256
エンジニア向けにWebシステム開発で使われる専門用語の解説本です。当たり前のように使われる言葉から「正規表現」「デプロイ」「VPoE」「ERP」など聞いたことあるけど詳しくない言葉が網羅的に掲載されています。解説がイラスト付きでわかりやすいのでこれからWebシステム開発に詳しくなろうと考えているWebディレクター向きです。