SEO内部施策とは?内部対策の19個のチェックリストを紹介

【SEO対策】SEO内部施策とは?対策リストのまとめ
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管理人:かつさんど
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目次

SEO内部施策とは?

SEO内部施策とは?

SEOにおける内部施策とは、Webサイトの構造やユーザービリティなどを改善することで、検索エンジンであるGoogleに対して、Webサイトを早く見つけてもらって、適切にクロールしてもらう対策になります。いくら良質なコンテンツを用意しても、適切にGoogleに評価されなければ、SEO評価が上がらないため新規流入は獲得できません。Googleが推奨しているWebマスター向けのガイドラインに従って、適切にSEO評価を受けることができる環境を整備しましょう。

例えば、Webサイトを構成するHTMLタグには推奨されている記述方法があったり、CSS、JavaScrip、画像ファイルなどは推奨されているファイル形式やサイズの圧縮なども求められています。Googleからもユーザーからも喜ばれるようにWebサイトの内部を改善していくことが必要です。

SEO外部施策よりもSEO内部施策を優先すべき理由

理由は簡単で外部施策は短期間で簡単にできることではないからです。

外部施策の代表的な被リンクの獲得やサイテーションなどは非常にSEO評価に影響があると考えられていますが、サイト運営の中で少しずつ獲得していくものなので、確実にSEO評価を上げる施策としては内部施策を優先することをおすすめします。

内部施策にはGoogle検索セントラルが公開している公式ガイドラインなどもあるので、基本的にはSEO評価が高まるようにできています。外部施策をするということは、Googleからペナルティーを受けるリスクも伴うことになるので十分施策の中身を検討する必要があります。

クロール対策:Google検索エンジンに正しく情報を伝える

Googleのクロール対策

各ページに固有のタイトルタグ(title)を付ける

各ページ毎にコンテンツの内容を表す固有のタイトルタグ(title)を付けましょう。この時にしっかり狙っているキーワードを上手く入れるようにしましょう。狙っているキーワードを調べるユーザーの心理状態になって、「どういう検索意図があるのか」を追求して、キーワードを入れたタイトルタグ(title)に合ったコンテンツを準備しましょう。タイトルタグ(title)は検索結果ページで見切れないように32文字に設定しておくことをおすすめします。

タイトルタグ(title)はGoogle検索結果ページに表示されるので、ユーザーがついクリックしたくなる魅力的な表現にするようにしましょう。タイトルタグ(title)を工夫するだけで、ユーザーのクリック率(CTR)が改善することもよくあります。

タイトルタグ(title)を設定する時のポイント
  • タイトルタグ(title)にはキーワードを入れる
  • タイトルタグ(title)は32文字程度がベスト
  • ページのコンテンツにあったタイトルタグ(title)を設定する
  • 無題や新しいページなど、CMSのデフォルトのタイトルなどは絶対使用しない
  • 長すぎるタイトル、キーワードやタグの羅列は絶対にダメ

各ページに固有のディスクリプションタグ(description)を付ける

ディスクリプションタグ(description)は直接SEOに影響があるわけではありませんが、Google検索結果ページにページの説明文として表示されるため、ユーザーのクリック率(CTR)には大きく影響します。そのため、できるかぎり各ページ毎に固有のディスクリプションタグ(description)を付けて、魅力を伝える説明文を設定しましょう。ディスクリプションタグ(description)は120文字程度に抑えると省略されない可能性が高いです。

ディスクリプションタグ(description)はタイトルタグ(title)よりも設定できる文字数があるため、しっかりページの説明文になるように、コンテンツの要約を意識して全体像が掴めるようにまとめるのが最適です。

ディスクリプションタグ(description)を設定する時のポイント
  • ディスクリプションタグ(description)はコンテンツを要約した文章にする
  • ディスクリプションタグ(description)は120文字程度がベスト
  • ページのコンテンツにあったディスクリプションタグ(description)を設定する
  • ページの冒頭の文章を挿入するのは避ける
  • 「これはWebページです」などの具体性のないものは避ける
  • キーワードやタグの羅列は絶対にダメ

見出しタグ(h1,h2,h3)で重要なテキストを強調する

見出しタグ(h1,h2,h3)はページ内のコンテンツでどういう情報があるのかをユーザーが探す際に非常に便利なタグになります。以前は見出しタグ(h1,h2,h3)にキーワードを詰め込むような悪質なSEO手法がありましたが、現在は見出しタグ(h1,h2,h3)はSEOに直接影響がないと公言されているので効果はありません。

とはいえ、Google Botがクロールした際にコンテンツを理解するために見出しタグ(h1,h2,h3)は使われるので対策キーワードを入れつつ簡潔な文章でまとめるのが良いと思います。ユーザーの読みやすさ、Googleのコンテンツの理解のために、メインキーワード・関連キーワードを入れながら各トピック毎を要約・意味する見出しタグ(h1,h2,h3)を付けましょう。

見出しタグ(h1,h2,h3)を設定する時のポイント
  • 見出しタグ(h1,h2,h3)は各トピックを要約した簡潔な文章にする
  • ページのトピックにあった見出しタグ(h1,h2,h3)を設定する
  • 見出しタグ(h1,h2,h3)の乱用は避ける
  • デザイン的に使うのはダメ(テキストとして使う)
  • キーワードやタグの羅列は絶対にダメ

画像の代替テキストaltタグを設定する

alt属性とはユーザーが何かしらの理由で画像が表示されない時に画像を代替するためのテキストを設定できるタグになります。alt属性で設定したテキストはアンカーテキストと同様に、リンク先の情報をGoogleに伝えますので設定は必須です。

キーワードを詰め込んだり、無駄に長いテキストを入れることはダメですが、狙っているキーワードを含めながら画像の内容を詳細に伝えるためにある程度もテキスト量であれば問題ありません。

altタグを設定する時のポイント
  • altタグは画像の内容を詳細に伝える文章にする
  • 関係性がある場合は、キーワードを入れるのはOK
  • あまりに長いテキストを入れるのは避ける
  • 「image1.jpg」「pic.gif」「1.jpg」など一般的なファイル名は使用しない
  • キーワードやタグの羅列は絶対にダメ

構造化データのマークアップを追加する

画像引用:Google検索セントラル 構造化データに関する一般的なガイドライン

構造化データマックアップとはGoogleに対して該当ページのより詳細な情報を説明するための仕組みになります。Google検索結果ページではより価値のある情報を表示させるためにレシピ系の記事であれば、商品の価格、評価、調理時間、カロリー、動画などを通常の検索結果よりも詳細な情報が表示されるようにWebサイトを作る構造化データのマークアップという手法があります。以前はリッチスニペットという名称でしたが、最近では構造化データと呼ばれています。

サイト内でアンカーテキスト・リンクを上手に使う

アンカーテキスト・リンクはユーザーとGoogleに対してリンク先のページ情報を伝えるために存在します。アンカーテキスト・リンクはサイト内の他のページの「内部リンク」とサイト外の他のページ「外部リンク」の2種類あります。基本的には同じサイト内でユーザーに見てもらいページに対して内部リンクを張ることが多いと思います。

その際に、リンク先のページの情報を伝えるテキストに狙っているキーワードも含めながら簡潔なテキストにすることでSEO効果が高まると考えられています。アンカーテキスト・リンクを適切に設置することで、ユーザーへの案内がスムーズになり、さらにGoogleに対してもリンク先の情報を理解してもらいやすくなるので、上手く活用していきましょう。

canonicalタグでURLの正規化を行う

canonicalタグとは、Googleに対してWebページの正しいURLを指定することができるタグです。例えば、GoogleやYahooなどの検索エンジンは「https・http」「wwwあり・wwwなし」など、URLが1文字でも異なると、全てをインデックスして別々のページとして認識します。そのため、本当に正しいURLが何かを正確に伝えるようにする必要があります。

ちなみに細かいですが、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールでも末尾のスラッシュによって、「https://example.com/」と「https://example.com」などは別々の URLと見なされます。この場合、URLが無駄に増えるため集計作業は手間になったり計測しにくいなど、マイナスな影響があるので、canonicalタグと301リダイレクトなどで回避することをおすすめします。

インデックスさせない・リンクパワーを渡さない時はnoindex・nofollowタグを設定する

noindexタグはクロールのため巡回してきたGoogle Botにクロールは許容するが検索結果ページにインデックスさせないように設定することができます。使うシーンとしては重複ページ、質の低いページ、現在編集中のページ、削除したくないページなど、様々な事情で検索結果ページに表示させる必要がないページをインデックスさせないようにすることができます。あとシステムの管理画面ページなどはGoogle検索結果に表示させる必要がないのでnoindexタグを使用します。

nofollowタグはリンク先にリンク評価、PageRankを転送しないようにするmetaタグです。ページ内から他のサイトにリンクすることで、自分のサイトの評価の一部を別のサイトに与えることになりますが、これを避けたい時はnofollowタグを設定する方が無難です。例えば、リンク先のコンテンツが信頼できない場合やページの中で優先度が低いリンクがある場合などで設定することがよくあります。

そもそもクロールして欲しくないページはrobots.txtでGoogleに伝える

先ほどのnoindexタグとは異なり、そもそもGoogle Botにクロールをさせたくない場合は、「robots.txt」というテキストファイルを使うことでGoogleに伝えることができます。書き方としては、通常の「robots.txt」とWordpressサイトの「robots.txt」でblogディレクトリをクロールさせない設定で下記に例を書いています。

通常のサイトの場合

User-agent: *
Disallow:/blog/

Sitemap: https://nuko-blog.net/sitemap.xml

WordPressサイトの場合

User-agent: *
Disallow: /wp/wp-admin/
Allow: /wp/wp-admin/admin-ajax.php
Disallow: /blog/
Sitemap: https://nuko-blog.net/sitemap.xml

また「robots.txt」はファイル名を「robots.txt」にした上でサーバーのルートディレクトリに配置しなければなりません。タイミングによりますが、「robots.txt」によってブロックされているページでもクロールされる可能性があるので、機密性の高いページではベーシック認証でユーザー名とパスワードを求めるようにしたり、該当ページをサイトから削除するなど状況に応じて対策を行ってください。

SSLで暗号化通信を行うようにする

SSL(Secure Sockets Layer)とは、ユーザーのパソコン・スマホとWebサイトの間で送受信されるデータを暗号化通信させるためのインターネット接続プロトコルという仕組みになります。暗号化通信にすることで送受信するデータが盗聴されること防止したり、データの転送中にデータの改ざんや破壊が検出されるといったメリットがあります。SSL化を行うと、Webサイトのアドレスがhttpからhttpsなります。

2017年1月にGoogleは「httpsに暗号化されていないサイトには警告を表示する」とアナウンスしており、ユーザーの個人情報保護を強化する動きを進めてきました。現在httpのWebサイトには「保護されていない通信」という表示がでるようになっています。SEO的にも信頼できないWebサイトとしてマイナスの影響があるので対応は必須になります。

パンくずリストでサイト構造を伝える

パンくずリストは今ユーザーが見ているページがWebサイト内のどこのページであるかという現在地を示す役割があります。特に多くのページ数がある大規模サイトなど、パンくずリストを設置することで、ユーザビリティが向上するだけでなく、内部リンクでSEO評価的にも高まると考えられます。

パンくずリストのSEO評価に関しては、Google Botがクロールを行う際に、パンくずリストの内部リンクを辿ることができるようになるためSEO評価が高まると考えられます。スムーズにクロールされるためにもWebサイトの構造をできるかぎりシンプルにして複雑なサイト構造にならないように運営していきましょう。

インデックス対策:Google検索結果に表示される

Googleのインデックス対策

XMLサイトマップを送信する

XMLサイトマップはWebサイト内のページだけでなく画像や動画など、Webサイトに関わる情報をまとめたファイルになります。一般的にXMLサイトマップを作成して、Googleに送信することでGoogle Botのクロールがスムーズに行われると考えられています。XMLサイトマップはGoogle Serach ConsoleからXMLサイトマップを送信することができます。

「site:ドメイン名」で検索することで、サイトがGoogleにインデックスされているかどうかを確認することができます。

Googleの画像検索を活用する

最近では、通常の検索結果ページだけでなく、画像用の検索結果ページを使用する人も増えています。画像用検索結果ページは「画像のalt属性」「画像周辺のテキスト情報」をGoogleが理解して、検索結果ページに表示させています。のサイトマップを送信するとGoogleの画像検索で結果で画像が見つかる可能性が高くなります。

本格的に画像SEOに取り組みたい方は、画像毎に専用のページを作ることも対策の一つになります。詳細はGoogle検索セントラルのGoogle画像検索でのおすすめの方法などの公式ガイドラインで実装方法をチェックしてみてください。

良質なコンテンツ:他のページにはない付加価値のあるコンテンツ提供する

コンテンツを最適化する

専門性・権威性・信頼性(E-A-T)を高める

最近ではWeb上に多くの情報があるため、Webページの品質を正しく評価するために「E-A-T」という3つの評価基準をGoogleは重視しています。検索結果の順位を決定するアルゴリズムがあるわけではないですが、重要なシグナルの一つとして捉えましょう。

  1. Expertise(専門性)
  2. Authoritativeness(権威性)
  3. Trustworthiness(信頼性)

専門性は特定のテーマに関して詳細内容が記載されていて、関連のある情報に関して網羅しているかという点が評価されると考えられます。権威性はページの被リンク、サイテーションなどが該当します。信頼性はページを書いた執筆者情報、オリジナリティの高さなどが求められます。

特定のテーマに関して網羅性があるようにコンテンツを作る

特定のテーマに関して、Webサイト内に1つのページだけではなく、まとめ記事とその詳細を解説する記事など、特定のテーマにについて網羅性があるようにコンテンツを準備することが重要です。イメージとしては、学校の教科書のようにテーマに関する幅広い情報が揃っているWebサイトを目指しましょう。

網羅性のあるWebサイトを作るには、狙っているキーワードに関連するキーワードを調べることが必要になります。効率的なのはサジェストキーワードツールを使うことで、メインキーワードに関連するキーワードを一覧で検索することができるため一度使ってみてください。

キーワード選びに力を注ぐ

良質なコンテンツを作るためにもキーワード選びは非常に重要です。自社や自分の商品・サービスを購入してくれる、興味があるユーザーが「どういうキーワードを使って検索するのか」ということをユーザーの立場になって考えることが重要です。

特にキーワードはまずロングテールキーワードを中心に一定の検索ボリュームがあり、競合が少ないキーワードを狙うことで上位表示を狙うことが可能です。ロングテールキーワードから対策を行い、少しずつ検索ボリュームが多く、競合も多くなるキーワードを狙っていくSEO戦略を目指しましょう。

ユーザービリティ改善:サイト構造の最適化を行う

サイトをモバイルフレンドリーにする

レスポンシブデザインでスマホ対応を行う

現在ではPCよりもスマホでの利用率が上回っており、スマホでWebサイトの表示を最適化をすることは必須です。Googleが提供しているモバイルフレンドリーテストツールなどを利用して、スマホ表示で何かしらの問題がないかを確認しておきましょう。

またスマホ対応とは、別の話になりますが、2018年にはGoogleはスマホ用サイトで検索結果の順位を決定するMFI(モバイルファーストインデックス)に移行しています。Google Search Consoleの「カバレッジ」でメインクローラーがスマートフォンになっているか確認しておきましょう。「パソコン」のままの場合、MFIに移行するためにGoogleの公式ガイド「モバイル ファースト インデックス登録に関するおすすめの方法」を参考に対応を進めてください。

Webサイトの表示速度を改善する

Webサイトの読み込み速度は検索結果ページの順位を決定するシグナルの一つとして含まれているため、Webページができるかぎり早く読み込まれて、ユーザーにストレスのない閲覧環境を与えることが重要です。

Webサイトの読み込み速度に関しては、GoogleのPageSpeed Insightなどを使ってテストを行うほうが良いです。PageSpeed Insightでは実際にWebページが表示されるまでどれぐらいかかったのか、Webページのパフォーマンスとしてどこを改善したらよいかの診断を受けることができます。

気が散るような広告を避ける

個人のブロガーやアフィリエイターの方は、おそらくGoogle Adsenseを入れられていると思いますが、もちろん広告収入は重要ですが、ユーザーの利便性を損ねるレベルで広告を表示することは避けた方が良いでしょう。

例えば、ユーザーがWebサイトに訪れた際に、ユーザーがコンテンツを見ることを妨げたり、スマホデバイスでの閲覧の際に画面幅一杯の広告表示などは、正直ユーザーにあまり好まれません。

定期的にアクセス解析をチェックを行い・改善を行う

検索パフォーマンスとユーザー行動を分析する

SEO内部施策を行った場合、定期的にGoogleアナリティクスでアクセス解析を行ったり、Google Search Condoleを利用して、ウェブサイトの検索結果でのパフォーマンス、Webサイトで改善した方が他に良いところを確認しておきましょう。

例えば、Google Search Condoleでは、下記のようなことをすることができるので必要に応じて対応してください。

Googleアナリティクスでアクセス解析をされている方は多いと思いますが、Googleデータポータルというツールを使うことで日常的に行っている集計作業を自動化することができるので一度使ってみてください。

もしGoogleからペナルティーを受けた時の対応方法

数年前までは問題なかったことが、現在ではスパム行為としてペナルティを加えられることもあります。Googleは特に検索エンジンのことを考えるのではなく、ユーザーの利便性を第一に考えた上でサイトの運営を行うことを主張しています。

ブラックハットと呼ばれる、悪質なSEO対策はもちろんダメですが、故意でなくてもGoogleからペナルティーを受けることがあります。詳細は下記の記事で解説しているので気になる方は読んでみてください。

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